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18基もPCIeスロットを備えたマザー「B360-F PRO」が登場、ATX電源は5台接続OK
スロット数13基の「H310-F PRO」も同時発売
2018年4月10日 07:05
18基ものPCIeスロットを装備したMSIのマイニング向けマザーボード「B360-F-PRO」が発売された。4基のATX電源を追加で接続できるほか、マイニング環境を構築するためのガイドも付属する。
店頭価格は税抜き25,980円(税込28,058円)。販売ショップはツクモeX.パソコン館、パソコン工房 秋葉原BUYMORE店、パソコンショップ アーク、ツクモパソコン本店、ドスパラ秋葉原本店、ソフマップAKIBA②号店 パソコン総合館。
PCIe 3.0 x16スロットを1基、PCIe 2.0 x1スロットを17基搭載
B360-F-PROは、Intel B360チップセットを搭載したATXフォームファクタのLGA1151マザーボード。PCIe 3.0 x16スロット1基、PCIe 2.0 x1スロット17基の、計18基のスロットが装備されており、多数のビデオカードが装着可能とされている。
仮想通貨のマイニングに使用することを想定した製品。「マイニングシステムインストールガイド」と題された付属のマニュアルでは、複数のビデオカードを装着する際の手順などが詳しく説明されている。
最多で5台のATX電源ユニットを接続できるのも特徴。これにより、多くのビデオカードを使用して消費電力が増大する場合にも対応できる。
基板には、24ピンのATX電源コネクタ1基と、2ピンの電源コネクタ4基が装備されており、追加の電源は付属の変換アダプタ(4個)を用いて2ピンコネクタに接続する。マニュアルでは、ビデオカードの枚数から消費電力を計算し、電源の容量や台数を決める、といった手順も紹介されている。
なお、PCIe x1スロットは、1スロット分のスペースに3基または2基ずつ配置されているため、そのままでは全スロットにカードを装着することはできない。マニュアルでは、「PCIe x1 to PCIe x16ライザーキット」が必要とされている。
メモリスロットはDDR4 DIMM×2(最大32GB)。主な搭載機能・インターフェイスはHDMI 1.4、DVI-D、Gigabit Ethernet(Intel I219-V)、SATA 6Gbps、USB 3.1/2.0、7.1チャンネルサウンド。
H310チップセットを搭載した「H310-F PRO」も同時発売、スロット数は計13基
このほか、同社からはH310チップセット搭載で、PCIeスロットが合計13基(PCIe x1×12 + PCIe x16×1)の「H310-F PRO」も発売されている。
店頭価格は税抜き22,580円(税込24,386円)。販売ショップはツクモeX.パソコン館、パソコンショップ アーク、ツクモパソコン本店。
[撮影協力:パソコン工房 秋葉原BUYMORE店とパソコンショップ アーク]