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GPUアクセラレーション対応のRyzen搭載16ベイNAS「TS-1677X」が登場、実売48万円

 AMD Ryzenを搭載したQNAPのハイエンドNASキットに新モデルが登場。16ベイモデル「TS-1677X-1700-16G」の受注販売がオリオスペックで始まった。

 店頭価格は税込478,800円。納期は2~3週間となっている。

AI学習対応のビジネス用途向け高性能NASキット、

 TS-1677X-1700-16Gは、8コア/16スレッドのRyzen 7 1700(ベース3.0GHz/ターボ時3.7GHz)やDDR4メモリ16GB(8GB×2、最大64GB)を搭載したビジネス用途向けのNAS自作キット。

 機械学習アルゴリズムの構築や訓練、最適化を効果的に実行できる統合プラットフォーム「QuAI」に対応しており、ビデオカードを追加することでGPUアクセラレーションによる効率的なタスク処理が可能になる。なお、GPUアクセラレーションは、機械学習以外にも画像処理や仮想マシンのパフォーマンス向上(GPUパススルーによる)にも利用できる。

背面。9.2cmファンを3基搭載する
PCIeスロットは3本
10GBASE-Tと1000BASE-Tは合計6ポート

 ドライブベイは3.5インチ×12+2.5インチ×4という組み合わせで、HDDとSSDを組み合わせたストレージを構築でき、パフォーマンスアップのためのSSDキャッシュや、アプリケーションの使用頻度毎にSSDとHDDに自動的に割り振る「Qtierテクノロジー」に対応。ネットワーク機能はマルチギガビット対応の10GBASE-T LANを2ポートと、1000BASE-T LANを4ポート搭載する。

 また、3基のPCIeスロット(Gen3 x8、Gen3 x4、Gen2 x4)が用意されており、ビデオカードや無線LAN、40GbEアダプタなどによる機能拡張が可能。搭載できるカードの最大サイズは266×112×45mm。

 主な仕様は本体サイズ(W×H×D)が369.89×303.84×319.8mm、重量は13.39kg。そのほかの搭載インターフェースは、USB 3.0、スピーカー、3.5mmのヘッドホン・ライン出力など。電源出力は550Wで、ビデオカード用の8ピンと6ピンの電源コネクタを備えている。

[撮影協力:オリオスペック]

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