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IPv6 High Speed対応のNEC製Wi-Fiルーターに新モデル、価格は5,980円から

 独自のIPv6高速化機能を搭載したNECのAtermシリーズの無線LANルーターに新モデルが登場、2ストリームモデル「Aterm WG1200HS3(PA-WG1200HS3)」と3ストリームモデル「Aterm WG1800HP4(PA-WG1800HP4)」が発売された。

 店頭価格は順に税抜き5,980円(税込6,458円)、税抜き8,980円(税込9,698円)で、販売ショップはツクモパソコン本店

IPv6対応のIEEE 802.11ac無線LANルーター

 これらはIEEE 802.11ac/n/a/g/b準拠の無線LANルーターで、IPv6方式(IPv6 IPoE、IPv4 over IPv6)によるインターネット接続に対応した製品。従来のIPv4方式に比べて混雑が無いIPv6方式で快適に通信ができるほか、同社独自の高速化機能「IPv6 High Speed」を搭載し、通常の約2.5倍の速度でコンテンツやデータのダウンロードが行なえるとしている。

 無線LAN機能については、どちらのモデルも5GHz帯(11ac/n/a)と2.4GHz帯(11n/g/b)の電波を同時に使用した通信が可能。3ストリームモデルのAterm WG1800HP4は最高1,300Mbps、2ストリームモデルのAterm WG1200HS3は最高867Mbpsのデータ転送速度に対応する(いずれも5GHz帯使用時)。

 また、無線回路や無線制御などの設計を見直し、再設計したという「ハイパワーシステム」が採用されており、これにより住居内の隅々まで電波が届き、快適に通信できるエリアが広がったとしている。

 Aterm WG1800HP4の主なスペックは、有線LANインターフェイスが5基(WAN×1、LAN×4)、本体のサイズが幅33×奥行き110×高さ169.5mm、質量が約0.4kg。Aterm WG1200HS3の主なスペックは、有線LANインターフェイスが4基(WAN×1、LAN×3)、本体のサイズが幅33×奥行き97×高さ146mm、質量が約0.2kg。付属品はスタンド、ACアダプタ、LANケーブルなど。

 なお、今回の2製品は「スタンダードモデル」で、その上位製品である「プレミアムモデル」(Aterm WG2600HP3など)は7月までに発売済み。両者の主な違いは「バンドステアリング」機能の有無(電波の混雑状況に応じて端末の接続先を5GHz帯/2.4GHz帯に振り分ける機能、スタンダードモデルは非搭載)。

 プレミアムモデルについては、15日(月)に公開予定のファームウェアを適用することでIPv6 High Speedに対応するとしている。

[撮影協力:ツクモパソコン本店]