ニュース
AMDの「Radeon VII」は実売92,000円台から、各社リファレンスデザイン
8日(金)19時から販売スタート
2019年2月7日 23:01
初出日時 2/7 23:01
AMDの新たなハイエンドGPU「Radeon VII」を搭載したビデオカードが8日(金)19時に販売解禁となった。
8日(金)時点で入荷を確認したのは、ASRock、ASUS、GIGABYTE、HIS、MSI、PowerColor、SAPPHIRE、玄人志向の各モデルで、どれもリファレンスデザインとなっている。店頭価格は税込92,700~99,200円前後。
販売ショップはパソコン工房 秋葉原BUYMORE店、ツクモeX.パソコン館、ツクモパソコン本店、ドスパラ秋葉原本店、パソコンショップ アーク、オリオスペック、ソフマップAKIBA②号店 パソコン総合館。
なお、Radeon VIIの発売にあわせて、日本AMDは「Radeonゲームバンドルキャンペーン」の購入対象期間の延長を発表している。4月6日(土)までにRadeon VIIを購入すると、「BIOHAZARD RE:2」「Devil May Cry 5」「Tom Clancy's Division 2」の無料クーポンを受け取る事ができるという。エントリー期間は4月19日(金)まで。
競合製品はGeForce RTX 2080、搭載メモリはHBM2 16GB
Radeon VIIは第2世代のVegaアーキテクチャを採用したデスクトップPC向けのGPU。7nmプロセス技術で製造されるもので、同社はゲーミングGPUで7nmプロセスが採用されるのは世界初としている。
特に、前モデルのRadeon RX Vega 64からメモリ仕様が大幅にアップしており、4,096bitのHBM2を採用し、約2.1倍の帯域幅(483.8GB/s→1TB/s)と2倍の容量(8GB→16GB)が実現されている。
パフォーマンスについては、Radeon RX Vega 64との比較でゲームでは平均最大29%、コンテンツ作成アプリケーションでは平均36%、それぞれ向上したとしている。
また、競合製品としてNVIDIAのGeForce RTX 2080を挙げており、先月のRadeon VIIの発表の際には、「Battlefield V」(DirectX 12)などのゲームタイトルではGeForce RTX 2080と同等のパフォーマンスで、「Strange Brigade」(Vulkan)ではRadeon VIIのほうがフレームレートが高いとアピールしていた。
リファレンス仕様の主な内容は、演算ユニットが60基、ストリームプロセッサが3,840基、搭載メモリがHBM2 16GB(4,096bit)、エンジンクロックがベース1,450MHz、ピーク1.8GHz、外部電源端子が8ピン×2、必要な電源容量が最小650W、推奨750W。リフレッシュレート同期技術のRadeon FreeSync 2 HDRなどをサポートする。
[撮影協力:ドスパラ秋葉原本店とツクモパソコン本店とツクモeX.パソコン館とパソコン工房 秋葉原BUYMORE店とパソコンショップ アークとオリオスペック]