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AMDの「Radeon VII」は実売92,000円台から、各社リファレンスデザイン

8日(金)19時から販売スタート

(2/8 20:51更新)販売スタート。
初出日時 2/7 23:01

 AMDの新たなハイエンドGPU「Radeon VII」を搭載したビデオカードが8日(金)19時に販売解禁となった。

 8日(金)時点で入荷を確認したのは、ASRock、ASUS、GIGABYTE、HIS、MSI、PowerColor、SAPPHIRE、玄人志向の各モデルで、どれもリファレンスデザインとなっている。店頭価格は税込92,700~99,200円前後。

 販売ショップはパソコン工房 秋葉原BUYMORE店ツクモeX.パソコン館ツクモパソコン本店ドスパラ秋葉原本店パソコンショップ アークオリオスペックソフマップAKIBA②号店 パソコン総合館

 なお、Radeon VIIの発売にあわせて、日本AMDは「Radeonゲームバンドルキャンペーン」の購入対象期間の延長を発表している。4月6日(土)までにRadeon VIIを購入すると、「BIOHAZARD RE:2」「Devil May Cry 5」「Tom Clancy's Division 2」の無料クーポンを受け取る事ができるという。エントリー期間は4月19日(金)まで。

競合製品はGeForce RTX 2080、搭載メモリはHBM2 16GB

 Radeon VIIは第2世代のVegaアーキテクチャを採用したデスクトップPC向けのGPU。7nmプロセス技術で製造されるもので、同社はゲーミングGPUで7nmプロセスが採用されるのは世界初としている。

 特に、前モデルのRadeon RX Vega 64からメモリ仕様が大幅にアップしており、4,096bitのHBM2を採用し、約2.1倍の帯域幅(483.8GB/s→1TB/s)と2倍の容量(8GB→16GB)が実現されている。

 パフォーマンスについては、Radeon RX Vega 64との比較でゲームでは平均最大29%、コンテンツ作成アプリケーションでは平均36%、それぞれ向上したとしている。

価格は税込表記
ASRock PG X Radeon VII 16G
ASUS RADEONVII-16G

 また、競合製品としてNVIDIAのGeForce RTX 2080を挙げており、先月のRadeon VIIの発表の際には、「Battlefield V」(DirectX 12)などのゲームタイトルではGeForce RTX 2080と同等のパフォーマンスで、「Strange Brigade」(Vulkan)ではRadeon VIIのほうがフレームレートが高いとアピールしていた。

GIGABYTE GV-RVEGA20-16GD-B
HIS HS-VEGRA3
MSI Radeon VII 16G

 リファレンス仕様の主な内容は、演算ユニットが60基、ストリームプロセッサが3,840基、搭載メモリがHBM2 16GB(4,096bit)、エンジンクロックがベース1,450MHz、ピーク1.8GHz、外部電源端子が8ピン×2、必要な電源容量が最小650W、推奨750W。リフレッシュレート同期技術のRadeon FreeSync 2 HDRなどをサポートする。

PowerColor AXVII 16GBHBM2-3DH
SAPPHIRE 21291-01-40G
玄人志向 RD-RadeonVII-16GB/HBM2

[撮影協力:ドスパラ秋葉原本店ツクモパソコン本店ツクモeX.パソコン館パソコン工房 秋葉原BUYMORE店パソコンショップ アークオリオスペック]