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ASRockが「DeskMini A300」をイベントでアピール、同社の凄腕技術者が開発
日本ユーザーの支持を受けて製品化
2019年2月28日 08:05
ASRockの新製品紹介イベント「ASRockerの集い ~新マザーとDeskMini A300の魅力に迫る ~」が、2月23日(土)にツクモパソコン本店II2階 特設会場で開催された。
イベントではAPU対応の小型PC自作キット「DeskMini A300」や、Ryzen向け高耐久マザーボード「Steel Legend」シリーズの解説が行われたほか、オーバークロッカー清水氏によるオーバークロックの実演も行われた。
会場には多くの参加者がつめかけ、イベント開始前に満席になるほど盛況だった。
「DeskMini A300」はASRockの凄腕技術者が開発
イベントはまずはじめに、今月に発売された「DeskMini A300」の製品紹介や、誕生秘話などが語られた。
DeskMini A300はRyzen APU対応のMini-STXマザーボードを採用したPC自作キット。ASRockの原口氏によると、本製品は元々はコンセプトモデルで、本来であれば製品化の予定はなかったが、ASRock Japanが日本ユーザー向けに行ったアンケートで多くの支持を受け、販売されることになったという。
同社によると、AMDのマザーボードは最低でも6フェーズのVRMを搭載しなければならないが、ASRockはフェーズの品質を最上位にすることで5フェーズに抑えることに成功。また、その構造を考えたエンジニアはX299チップセットを搭載するMini-ITXマザーボード「X299E-ITX/ac」などを設計したエンジニアで、ASRockという社名を考えた人物でもあるという。
そのほか、会場では先日発売された「B450 Steel Legend」やB365チップセット搭載マザーボードの簡単な紹介も行われ、デザインコンセプトや搭載コンデンサの種類、各機能についての解説が行われた。
先日発売されたAMDチップセットマザーを使って極冷OCの実演も
後半セッションでは、B450 Steel LegendとRyzen7 2700Xを使った極冷OCの実演がプロオーバークロッカーの清水氏によって行われた。
使用されたベンチマークソフトはCINEBENCH R15で、記録はCPUのクロックが5.33GHzで、スコアは2405cbという結果になった。清水氏によると低価格帯のマザーボードの中ではかなり耐久性に優れた製品だという。
極冷OCの実演後にはじゃんけん大会も行われ、ASRockの公式キャラクター「アスラ」のクッションがプレゼントされた。
[撮影協力:ツクモパソコン本店II]