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未発売製品の展示も実施、IN WINが製品紹介イベント「IN WINフェス 2019 春」を開催

歴代の限定高級ケースも展示

 IN WINの製品紹介イベント「IN WINフェス 2019 春」が、3月23日(土)に通運会館で開催された。

 会場には、超高級ケース「Z-Tower」や、同社がスーパータワーと称する「928」などこれから発売される予定の製品、過去販売された限定モデルの高級ケースなど、多数のモデルを展示。製品紹介のプレセンテーションも行われた。

 また、同会場ではアスキー編集部の「ジサトライッペイ氏」によるハイエンドPCの組み立て実演や、親子で参加するPC組み立て教室も行われた。

COMPUTEXやCESで公開されたケースを紹介、ワイヤレス充電機能を備えたMini-ITXケースの新モデルも

「Z-Tower」のデモ機、美しい曲線から搭載された内部のシステムを覗ける。

 イベントはまずはじめに、未発売のケースについての新製品説明が行われ、2018年のCOMPUTEXで展示されていた超高級ケース「Z-Tower」が紹介された。

 「Z-Tower」は税込で約54万円(+送料)になるという金属製のフルタワーケース。素材はすべてアルミニウムで作られており、本体サイズ(H×W×D)は720×400×740mm。本体重量は42kgにも及ぶという。梱包は木箱で施されており、本体重量と合わせて総重量は72.5kgにもなるという。

 製造には、職人が溶融アルミニウムを金型に注ぎ、「Z-Tower」の初期形状の部品を形成。その後、専用の機械で丁寧に研磨が行われるという。

下からの映りは圧倒的な存在感を出している。
上からのレイアウト、電源ボタンやUSBポートも確認できる。
限定モデルとしてシリアルナンバーが彫刻されている。
梱包は木箱で総重量は72.5kg。
製品仕様表、本体の重量だけで42kg。

 続いて紹介されたのは、「CES 2019」にて展示が行われていたPCケース「928」。同社が「スーパータワー」と称するケースで、最大で14インチ×14インチのマザーボードに対応、先日に発売されたASUSのハイスペックマザーボード「ROG Dominus Extreme」も搭載可能となっている。

 本体には140mmサイズのケースファンを最大で12基搭載することが可能で、トップには60mm厚の420mm水冷ラジエーターを2基搭載することが出来るという。また、電源を最大で2基、搭載することもでき、拡張性に優れたケースになっている。

 また、ワイヤレス充電機能を備えたMini-ITXケースの新モデル「A1 PLUS」も紹介された。従来モデルとの違いは、本体に搭載されているRGB LEDがアドレッサブル対応になった点と新たにLEDファンが追加された点などが挙げられる。

アドレッサブルRGB対応になった「A1 PLUS」。
ケースの上部で充電が可能となっている。
ケースの背面には、付属のLEDファンが取り付けられている。

 そのほか、ヘアライン加工されたアルミ製のフロントパネルを備える「905」や、アドレッサブルRGB対応のLEDを搭載したケースファンも紹介され、ケースファンはサイズと封入数の違いで4種類ラインナップしているという。

ヘアライン加工が施されたアルミ製のフロントパネルを備える「905」。
ケース本体内部、中は広めのレイアウトになっている。
上部はファンの取り付けに対応していないレイアウトに。
各モデルに2個入りパックがラインナップしている。
CROWNの製品仕様表。

これまでの特別限定モデルケースや現行モデルの展示も

 イベントでは、限定モデルの製品や過去に発売された製品など、常時誰でも撮影できるよう展示が行われていた。

 製品の中には販売が終了した球体型の巨大PCケース「WINBOT」や鏡面ガラスを備えた「Tou 2.0」などの展示が行われていたほか、自動昇降喚起カバーを搭載した「915」やASUSのTUFとのコラボケース「101-TUF GAMING」などの展示も行われていた。

球体型のPCケース「WINBOT」
オープンフレーム構造のPCケース「INWIN H-Frame 2.0」
金属パイプと強化ガラスを使用したPCケース「INWIN D-Frame 2.0」
鏡面ガラス採用の高級PCケース「Tou2.0」
自動昇降換気カバーを搭載したタワー型PCケース「915」
ミリタリー風デザインの「101-TUF GAMING」
フロントパネルにドット絵を表現できる「307」

 これらのほか、可動式のケースファン「INWIN MARS」や電源などの展示も行われていた。

アームで位置や角度を調節できる「INWIN MARS」
「CLASSIC BASIC」と「PREMIUM BASIC」
700WのSFX電源「CS-700W」

「ジサトライッペイ氏」がXeon W-3175Xを使った自作PC組み立てセッションも実施

 新製品紹介後には、アスキー編集部の「ジサトライッペイ」によるXeon W-3175XとASUS製ハイエンドマザーボード「ROG Dominus Extreme」を使った自作PC組み立て実演のセッションも行われた。

 実演中に、PCIe×16スロットを無効化してしまうスイッチをオンにしてしまい、起動時にビデオカードを認識出来ないというトラブルやライザーカードのトラブルもあったが、時間内に無事に解決することができ、ベンチマークの実行まで行われた。

先日発売された「ROG Dominus Extreme」のパッケージ。製品を掲げるのはASUSの市川氏。
その場ではじめから組み立て。
電源をオンにするとG.SKILLの「Trident Z Royal」がきらびやかにライトアップ。
イベント時間内にPCは完成。
CINEBENCH R15の実行時の画面。
28コア56スレッドCPUのベンチマーク結果は5495CBという驚愕のスコアに。

親子でPC組み立て教室も開催、講師はを務めるのは人気Modderの門馬ファビオ氏

 ハイエンドPCの組み立てセッション後には人気Modderの門馬ファビオ氏が講師を務める「IN WIN × AMD × ASUS 親子組み立てパソコン教室」が行われ、組み立て教室には6組の親子が参加した。

 組み立てに使用されたパーツは、AMD Ryzen CPUやASUSのB450チップセットマザーボード、Radeon RX 580搭載ビデオカードなどで、途中ファビオ氏のほかにAMDの佐藤氏とASUSの市川氏によるPCパーツの解説も行われた。

Modderの門馬ファビオ氏とAMDの佐藤氏
今回使用されたパーツは、Ryzen CPUやRadeon搭載ビデオカードなど
CPUについての解説、初心者にもわかりやすいスライドになっていた。
親子で協力しながらPCを組み立て。
全員無事にPCは完成。