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28キーの小型キーボード自作キット「Ergo42 Single Edition」が発売
組み立て難度を大幅に下げた初心者向けキット
2019年8月7日 07:05
28キーの小型キーボードを自作するためのキット「Ergo42 Single Edition(ADSKB42H)」がビット・トレード・ワンから発売された。電子工作の初心者向けで、Pro Microのはんだ付けや、ファームウェアの導入が不要なのが特徴。
店頭価格は税抜き6,280円(税込6,782円)で、キーキャップ・スイッチは別売り。販売ショップはパソコンショップ アーク、ツクモeX.パソコン館(近日入荷)。
4月に発売された分離式キーボード「Ergo42」の左手用部分をキット化
Ergo42 Single Editionはキー数28のUSB接続キーボードを自作するためのキット。4月に発売された分離型56キーキーボードのキット「Ergo42(ADSKB42)」の“片手版”で、左手用キーボード部分をキット化したものだ。
キットの内容は、メインの基板やMicro USBコネクタ付きのマイコンボード「Pro Micro」、ダイオード(28個)、筐体となる各種アクリルパーツなど。キーキャップとキースイッチは別途用意し、Cherry MX、Kailh Low Profile、両者の互換品が使用できる。
製作時にははんだ付けも必要だが、同社は、Pro Microの取り付け工程を簡易化することで難度を大幅に下げたとしており、初めて電子工作をする人にも向いているとアピールしている。
キーボードの自作にPro Microを用いる際は、狭い間隔で並ぶ多くの“足”(リード)をはんだ付けしなければならないが、キット同梱されているPro Microにはスプリングピンヘッダがはんだ付けされており、基板のスルーホールに差し込むだけで済む。また、動作に必要なファームウェアもインストール済みで、入力テストをしながら製作を進めることもできるとしている。
なお、インストール済みのファームウェアは「左手用キーボード配列」だが、ユーザーによる変更が可能。
本体寸法は幅137×奥行き105×高さ20mm。重量は約120g。組み立て手順(Ergo42と共通)はWebサイトで見ることもできる。
[撮影協力:パソコンショップ アーク]