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Ryzen向け小型PCキット「DeskMini A300」ベースの水冷PCが展示中

ケースやリザーバーは作者が設計

DeskMini A300ベースの水冷PC

 ASRockの小型PC自作キット「DeskMini A300」を水冷化したPCがオリオスペックで展示中だ。自作水冷PCを題材とした同人誌を制作しているサークル「UNT2works」によるPCの作例で、同店では同人誌(UNT2works 水冷PC読本 vol.11 STX:Re DeskMiniA300)の販売も行なわれている。

 同人誌の店頭価格は税抜き1,330円(税込1,436円)。

Ryzen対応の小型PC自作キット「DeskMini A300」がベース、ケースやリザーバーは作者が設計

 DeskMini A300はRyzen対応のMini-STXマザーボードを搭載した小型のPC自作キット。筐体が155×155×80mmと小さく、正式には水冷キットに対応していないが、同サークルの新たな同人誌「水冷PC読本 Vol.11 STX:Re DeskMini A300」では、その水冷化を実現するための手法が紹介されている。

 概要は、DeskMini A300のサイズを基本として新たにSTX規格の筐体を設計し、マザーや各種の水冷パーツなどを搭載するというもので、誌面にはその工程が順を追って掲載されている。部品加工業者との交渉については、3D CADによる設計データをアップロードして渡す、といったサービスの利用にも触れている。

内部の様子
右側がリザーバー
背面の様子

 今回の作例では、サイズが166×162×169mmというキューブPCが完成。元の筐体より一回り大きくなったものの、このサイズで水冷ブロック、120mmラジエーター、ポンプ、リザーバーの全てを収納している。

側面は通気口が設けられている
上部の様子
マザーはA300M-STX

 また、サイドパネルは透明で、発光する水冷ブロックを眺めることが可能。同誌には、イルミネーション機能の無いDeskMini A300にLEDコントローラーなどを追加する手順についても掲載されている。

製作手順をまとめた同人誌
作者情報など
PCのスペック一覧

 今回のPCのスペックは、APUがRyzen 5 2400G、メモリ W4N3200CM-16×2、ストレージ Samsung SSD 970 EVO Plus 500GB + SSD 860 EVO 1TBなど。

[撮影協力:オリオスペック]

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