ASRock TaichiブランドのRadeon RX 5700 XTが発売、6画面出力対応

RX5700 XT Taichi X 8G OC+

　ASRock Taichiシリーズのビデオカードが登場、「RX5700 XT Taichi X 8G OC+」が発売された。店頭価格は税込64,680円～68,200円。

ASRockのTaichiシリーズ初のビデオカード、バックプレートは歯車を埋め込んだ特徴的なデザインを採用

　RX5700 XT Taichi X 8G OC+はRadeon RX 5700 XTを搭載したビデオカードで、ASRockのハイエンドシリーズであるTaichiに属する製品。Taichiの製品については「X399 Taichi」「Z390 Taichi」などのマザーボードが著名だが、ビデオカードはこのRX5700 XT Taichi X 8G OC+が現時点で唯一となる。

発光時のイメージ写真

6つの映像端子を搭載

　電源回路には高品質コンポーネントを使った10+1フェーズデザインが採用。これによりGPUに十分な電力を供給し、最適なパフォーマンスを実現するという。

　冷却システムには厚さ2.5スロット分の大型ヒートシンクが採用。また、2基の90mmファンと1基の80mmファンを組み合わせたトリプルファン設計を採用し、冷却性能と静粛性の両立を最高のバランスで実現したという。負荷が低い時にファンを停止する「0dBサイレントクーリング技術」も搭載する。

　中央のファンにはARGB LEDが内蔵。発光のON/OFFやエフェクトの自作などが可能なほか、ASRock Polychrome SYNCに対応したマザーと発光を同期させることができる。また、裏面には基板が曲がるのを防ぐ金属製プレートが装着されており、プレートに埋め込まれた歯車も見た目のアクセントになっている。

　機能については、BIOS設定の切り替えスイッチをカードを装備し、手動で「OCモード」「サイレントモード」の2タイプを選択することができる（切り替えは電源OFFの状態で行なう）。

　GPUクロックは3種類あり、ベースクロック1,810MHz、ゲームクロック1,935MHz、ブーストクロック2,025MHz。搭載メモリはGDDR6 8GB（クロック14Gbps）。寸法は324.35×145.39×53.18mmで、占有スペースは3スロット分。映像端子はDisplayPort 1.4×4、HDMI 2.0b×2で、6画面までの同時出力に対応する。外部電源コネクタは8 ピン×2。推奨電源容量は700W。

　販売ショップはツクモパソコン本店、ツクモeX.パソコン館、パソコンショップ アーク、パソコン工房 秋葉原BUYMORE店、オリオスペック。

[撮影協力:ツクモパソコン本店とパソコン工房 秋葉原BUYMORE店]