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実売12万円越えのRyzen TRマザー「TRX40 AORUS XTREME」が発売

TRX40 AORUS XTREME

 実売価格が12万円を超えるGIGABYTEのハイエンドTRX40マザー「TRX40 AORUS XTREME」が発売された。CPUに1,330Aの電力を供給できるという電源回路やデュアル10GbE、Wi-Fi 6などを搭載し、M.2スロット×4を備えるPCIeカードも付属する。

 販売価格は税込125,180円。

第3世代Ryzen TRの性能を引き出すために強力な電源設計を採用したSocket sTRX4マザーボード

 TRX40 AORUS XTREMEは、AMD TRX40チップセットを搭載したXL-ATXフォームファクタのSocket sTRX4マザーボード。第3世代のAMD Ryzen Threadripperに対応する同社製TRX40マザーにおいて、フラッグシップに位置付けられたモデルだ。基板サイズは32.5×27.5cm。

 CPUの電源回路には「Direct 16+3 Digital Power Design」が採用。InfineonのPWMマルチフェーズコントローラ「XDPE132G5C」やパワーステージ「TDA21472」(16+3基)を用いたもので、各フェーズ70A、合計で最大1,330Aの電力を供給できるとしている。

 一方で、電源回路の熱対策として、標準的な基板と比べ銅レイヤーの厚さが2倍という「2x Copper PCB」を採用し、回路周辺の熱を基板全体に分散させる効果を実現したという。これにより、システムの温度が大幅に下がり、安定性やオーバークロック性能が向上するとしている。他にもヒートシンク「Fins-Array」や、NanoCarbonコーティングを施したというバックプレートなどの冷却用パーツを装備している。

 また、Socket sTRX4プラットフォームの売りであるPCIe 4.0インターフェイスを十分に活用しており、4-WayのAMD CrossFire/NVIDIA SLIをサポートする4基のPCIe 4.0スロット(16レーン×2、8レーン×2)や、4基のPCIe 4.0 M.2スロットが搭載。さらに、4基のPCIe 4.0 M.2スロットを備えるPCIeカード「AORUS Gen4 AICアダプタ・カード」が付属している。

 上位機能も多く搭載しており、主なものとしては2基の10GbEポート、Wi-Fi 6+Bluetooth 5.0モジュール(Intel Wi-Fi 6 AX200)、Realtek+ESSチップによる高音質オーディオ(リア出力がRealtek ALC4050H+ALC1220-VB、フロント出力がRealtek ALC4050H+ESS ES9218)がある。CPUやメモリが無い状態でもBIOSを更新できる独自機能「Q-Flash Plus」も搭載している。

 メモリスロットはDDR4 DIMM×8。上記以外の機能・インターフェイスはSATA 6Gb/s、USB 3.2 Gen2 Type-C/Aなど。なお、I/Oパネル部のUSBポートは全てUSB 3.2で、USB 2.0は非搭載(ピンヘッダのみ)。

[取材協力:パソコン工房 秋葉原BUYMORE店]

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