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AMDの新GPU「Radeon RX 5500 XT」がデビュー、先着で「モンスターハンター:アイスボーン」をプレゼント

メモリ8GB版は税込26,180円から

(12/20 21:37更新)ASUS製品が入荷。
(12/18 21:26更新)MSI製品が入荷。
初出日時 12/18 11:00
各社のRadeon RX 5500 XT搭載ビデオカード

 AMDの新たなミドルレンジGPU「Radeon RX 5500 XT」を搭載したビデオカードが各社から登場、18日(水)から複数のショップで販売が始まった。

 今回入荷したのは、ASRock、GIGABYTE、SAPPHIREが各2モデル、ASUS、MSI、PowerColor、玄人志向が各1モデルで、各社オリジナルの冷却クーラーを搭載している。店頭価格は4GBモデルが税込25,000円前後、8GBモデルが税込26,180~31,880円前後前後。

 販売ショップはツクモパソコン本店ツクモeX.パソコン館パソコン工房 秋葉原BUYMORE店パソコンショップ アークドスパラ秋葉原本店ソフマップAKIBA②号店 パソコン総合館

 発売を記念して日本AMDは、Radeon RX 5500 XT搭載ビデオカード(搭載PC含む)の購入者に「Monster Hunter World: Iceborne Master Edition」を先着順でプレゼントする「RADEON RX 5500 XTゲームバンドルキャンペーン」を実施中。購入対象期間は12月12日(木)~2020年1月27日(月)まで。アクティベーションコードの発行は2020年1月10日(金)以降の予定。

1080p解像度でのゲームプレイに向けたミドルレンジのGPU

 Radeon RX 5500 XTはRDNA(Radeon DNA)アーキテクチャを採用した7nmプロセス製造、PCIe 4.0対応のGPU。1080p解像度でのゲームプレイに向けたミドルレンジのGPUで、いわゆるAAAタイトルの人気ゲームやeスポーツゲームで高いパフォーマンスを発揮するとしている。

 電力効率が向上したといい、前世代のGraphics Core Next(GCN)アーキテクチャのRadeon GPUよりワットあたりのパフォーマンスが1.6倍向上したという。競合するNVIDIA製GPUへの優位性もアピールしており、最新のAAAタイトルでのパフォーマンスはGeForce GTX 1650 SUPERを13%上回るとしている。

 主なスペックは、演算ユニット数が22、ROP数が32、SP数が1,408、ブーストクロックが最高1,845MHz、ゲームクロックが1,717MHz、搭載メモリがGDDR6 4GB/8GB、メモリ速度が14Gbps、メモリインタフェースが128bit、消費電力(Typical Board Power)が130W、カードの補助電源端子が8ピン×1。

 性能指標値(ピーク時)は、ピクセルフィルレート59GP/s、テクスチャフィルレート162.36GT/s、単精度演算性能5.2TFLOPSなど。

ショート基板や3連ファン仕様など様々なモデルが登場

ASRock「RX 5500 XT Challenger D 8G OC」「RX 5500 XT Challenger D 4G OC」

 ASRockはメモリ8GBの「RX 5500 XT Challenger D 8G OC」と同4GBの「RX 5500 XT Challenger D 4G OC」の2モデルを用意。両モデルとも、カードが低温になるとファンを停止する「0dB サイレントクーリング」機能を搭載している。主なスペックはブーストクロックが1,845MHz、ゲームクロックが1,737MHz、ベースクロックが1,685MHz、映像端子がDisplayPort 1.4×3、HDMI 2.0b×1、補助電源端子が8ピン×1。

ASUS DUAL-RX5500XT-O8G-EVO

 ASUSの「DUAL-RX5500XT-O8G-EVO」は、ファンブレードの周囲にバリアリングを増設した「Axial-tech ファン」を2基搭載したモデル。IP5Xの防塵性能やGPU温度が55度を下回るとファンが停止する0dBテクノロジーに対応している。主なスペックはブーストクロックが1,737/1,865MHz(Gaming Mode時/OC Mode時)、ゲームクロックが1,733/1,845MHz(Gaming Mode時/OC Mode時)。メモリがGDDR6 8GB、映像端子がDisplayPort 1.4×3、HDMI 2.0b×1、補助電源端子が8ピン×1。

GIGABYTE「Radeon RX 5500 XT GAMING OC 8G」

 GIGABYTEの「Radeon RX 5500 XT GAMING OC 8G(GV-R55XTGAMING OC-8GD)」は80mmファン3基の冷却システム「WINDFORCE 3X」を搭載したモデル。中央のファン1基を逆回転させる「Alternate Spinning」デザインが採用されている。主なスペックはブーストクロックが1,845MHz、ゲームクロックが1,737MHz、ベースクロックが1,685MHz、メモリがGDDR6 8GB、映像端子がDisplayPort 1.4×3、HDMI 2.0b×1、補助電源端子が8ピン×1。

GIGABYTE「Radeon RX 5500 XT OC 8G」

 GIGABYTEの「Radeon RX 5500 XT OC 8G(GV-R55XTOC-8GD)」は90mmファン2基の「WINDFORCE 2X」を搭載したモデル。一方のファンを逆回転させる「Alternate Spinning」デザインを採用する。主なスペックはブーストクロックが1,845MHz、ゲームクロックが1,733MHz、ベースクロックが1,647MHz、メモリがGDDR6 8GB、映像端子がDisplayPort 1.4×3、HDMI 2.0b×1、補助電源端子が8ピン×1。

MSI 「Radeon RX 5500 XT MECH 8G OC」

 MSIの「Radeon RX 5500 XT MECH 8G OC」はデュアルファン&オーバークロック仕様のMSI製ビデオカード。メモリ容量は8GBモデルで、このほか4GBモデルも用意されている。ファンには冷却効率を向上させるという「トルクスファン3.0」が採用されている。主なスペックはブーストクロックが1,845MHz、ゲームクロックが1,733MHz、ベースクロックが1,647MHz、映像端子がDisplayPort 1.4×3、HDMI 2.0b×1、補助電源端子が8ピン×1。

PowerColor「Red Dragon RX5500XT 8GB GDDR6」

 PowerColorの「Red Dragon RX5500XT 8GB GDDR6(AXRX 5500XT 8GBD6-DHR/OC)」はデュアルファン&オーバークロック仕様のモデル。主なスペックはブーストクロックが1,845MHz、ゲームクロックが1,737MHz、ベースクロックが1,685MHz、メモリがGDDR6 8GB、映像端子がDisplayPort 1.4×1、HDMI 2.0b×1、SL DVI-D×1、補助電源端子が8ピン×1。

SAPPHIRE「PULSE RX 5500 XT 8G GDDR6」「PULSE RX 5500 XT 4G GDDR6」

 SAPPHIREからはメモリ8GBの「PULSE RX 5500 XT 8G GDDR6(11295-01-20G)」と、同4GBの「PULSE RX 5500 XT 4G GDDR6(11295-03-20G)」が登場している。両モデルともデュアルファン&オーバークロック仕様で、カード背面に金属製のバックプレートを備える。主なスペックはブーストクロックが1,845MHz、ゲームクロックが1,737MHz、映像端子がDisplayPort 1.4×3、HDMI 2.0b×1、補助電源端子が8ピン×1。

玄人志向「RD-RX5500XT-E8GB」

 玄人志向の「RD-RX5500XT-E8GB」は短い基板を採用したシングルファン仕様のモデル。主なスペックはブーストクロックが1,845MHz、メモリがGDDR6 8GB、映像端子がDisplayPort 1.4×1、HDMI 2.0b×1、SL DVI-D×1、補助電源端子が8ピン×1。

[撮影協力:ツクモパソコン本店ツクモeX.パソコン館パソコン工房 秋葉原BUYMORE店]