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Intelの「Core i9-10850K」がデビュー、最上位より100MHz低いが1万円安

Core i9-10850K

 第10世代Core i9プロセッサの新モデル「Core i9-10850K」が発売された。店頭価格は税抜き56,364円(税込62,000円)。最上位のCore i9-10900K(税込72,000円)に近い性能で、実売価格は1万円安い。

Core i9-10900Kよりも動作クロックが100MHz低いCPU、一部機能に非対応

 Core i9-10850KはLGA1200タイプのソケットに対応したCPU。IntelのデスクトップPC向け第10世代Coreプロセッサにおいて、最上位のCore i9-10900Kの1つ下のモデルだ。

 両者の主な違いはクロックで、ベースクロック/最高クロックはi9-10900Kが3.7GHz/5.3GHzなのに対し、i9-10850Kが3.6GHz/5.2GHzとそれぞれ100MHz低くなっている。

 一方で、Intelが設定している推奨価格(希望カスタマー価格、Recommended Retail Price)は、i9-10900Kとの比較でi9-10850Kが約9.3%安く、ハイエンドのCore i9が欲しいがコストは抑えたい、といった人には有力な選択肢となる。

 クロック以外のキャッシュ(20MB Smart Cache)やTDP(125W)などのスペックや、クロック倍率が固定されていないアンロック仕様である点は両者同じ。ただし、i9-10900Kとは異なり、高度技術のvProとSIPP、セキュリティ技術のTXTをサポートしていないので注意が必要だ。

[取材協力:ツクモパソコン本店ツクモeX.パソコン館パソコン工房 秋葉原BUYMORE店ドスパラ秋葉原本店パソコンショップ アーク]