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IntelのゲーミングNUC「Ghost Canyon」が登場、ビデオカード増設に対応

Core i5搭載の「NUC9i5QNX」が発売

Intel NUC 9 Extreme

 「Ghost Canyon」ことIntelのゲーミングNUC「Intel NUC 9 Extreme」が登場、Core i5-9300H搭載モデル「NUC9i5QNX」がオリオスペックに入荷した。500W電源を内蔵し、長さ約20cmまでのビデオカードも内蔵できる。店頭価格は税込109,780円。

ビデオカード増設に対応したIntel NUC、モジュール式の「Compute Element」を採用

 Intel NUC 9 Extremeは「Ghost Canyon」の開発コード名が付けられていたPC自作キット。Intel NUCのゲーム向けモデルで、大型筐体を採用しビデオカードの増設に対応したのが特徴だ。

NUC9i5QNXの製品仕様
ケース内部

 本体のサイズは238×216×96mm。リアには拡張カードスロットが2基、内部にはPCIe Gen3 x16スロットが2基あり(1基はx4接続)、長さ8インチ(203.2mm)までの2スロットサイズのビデオカードを搭載できる。

 また、従来のNUCは外付けのACアダプタを電源としていたが、Intel NUC 9 Extremeでは小型の500W電源が内蔵されている。ビデオカード用の補助電源端子は6+2ピン×1、6ピン×1で、225Wまでの電源を供給できるという。

背面
上部

 ラインナップはCPU別に3種類。今回登場したNUC9i5QNX以外には、最上位のCore i9-9980HK搭載モデル「NUC9i9QNX」と、その下位のCore i7-9750H搭載モデル「NUC9i5QNX」がある。また、組み込み向けのモジュールタイプ「Compute Element」を用意しており、RazerがCompute Elementを採用したゲーミングPCを発表している。

拡張カード型の「Compute Element」

 必要なコンポーネントはDDR4メモリ(SO-DIMMスロット2基)、M.2 SSD(M.2スロット2基、NVMe/SATA対応)、OS(Windows 10、Linux)。Optane Memoryの増設にも対応する。なお、ビデオカードは必須ではなく、CPU内蔵GPU(Intel UHD Graphics 630)による映像出力も可能。

製品パッケージ

 外部インターフェイスはThunderbolt 3×2、RJ45×2(1,000Mbps対応、i219-LM+i210-AT)、HDMI 2.0a×1、USB 3.1 Gen2 Type-A×6、3.5mmヘッドセットジャック×1、3.5mmリアスピーカー/TOSLINKコンボジャック×1、SDカードスロット×1。ワイヤレス機能は11ax無線LANとBluetooth 5(Intel Wi-Fi 6 AX200)。

[取材協力:オリオスペック]