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1TBメモリ + EPYC 7551P搭載の1Uサーバーが税込110万円、店頭販売中
2020年9月23日 00:10
大容量の1TBメモリや32コア/64スレッドCPUのEPYC 7551Pを搭載したハイスペックの1Uラックサーバーが登場、otto SQUAREが販売を開始した。
販売価格は税込1,097,800円。同店では実機が展示されており、「店舗スタッフに声をかけてもらえれば電源を入れることもできる」(同店)とのこと。
EPYC 7551Pや合計1TBのメモリを備えた完成品サーバー
これは、Tyanのラックマウントサーバーキット「Transport HX GA88-B8021」にCPUやメモリ、ストレージなどを組み込んだ完成品サーバー。同店は「検証機」と位置付けており、保証期間については「店舗センドバック180日」としている。
キットにはSocket SP3タイプのCPUソケット1基が装備されており、AMD EPYC 7000シリーズの搭載が可能。高さ43.6mmの1Uサイズながら、ライザーカードをプリインストールすることでビデオカードの増設にも対応し、シングルワイドのカードの場合は6枚まで、ダブルワイドのカードの場合は4枚まで搭載できるという。
「検証機」のスペックは、CPUがEPYC 7551P（32コア/64スレッド、ベース2GHz/ブースト3GHz）、メモリ容量が1TB（DDR4-2133 LRDIMM 64GB×16）、ストレージ容量が1TB（Micron 1300シリーズ、SATA接続）など。
ちなみに、同店によるとケースの奥行きは88.5cmと長く、一般的な100cmラックに収納すると、はみ出てしまうという。同店は「奥行き120cmのラックが必要」としているほか、「持ち方を間違えるとケースの破損やマザーボードの故障に繋がる」とも注意を促している。重量は標準で20kgとのこと。
フロントには2基のホットスワップ対応2.5インチベイが装備。メモリスロットは16基（DDR4 ECC RDIMM/LRDIMM、最大2GB）。VGA（Aspeed AST2500）やデュアル10GbE（Intel X550-AT2×2）なども備える。
同店は、CPU、メモリ、ストレージの変更やデバイスの追加などのカスタマイズに応じるとしている。リダンダント電源については、100V使用時は1,000W×2構成が、200V使用時は1,600W×2構成が可能とのこと。
[取材協力:otto SQUARE]