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Samsungの超高速NVMe SSD「980 PRO」がデビュー、最大リード7,000MB/s
PCIe 4.0対応で熱制御機構も搭載
2020年10月2日 08:05
シーケンシャルリード7,000MB/sを謳うSamsungのPCIe 4.0対応M.2 SSD「980 PRO」が発売された。国内販売元はITGマーケティング。
容量250GBの「MZ-V8P250B/IT」と同500GB「MZ-V8P500B/IT」、1TB「MZ-V8P1T0B/IT」の3種類が入荷しており、販売価格は順に税込9,980円、税込15,980円、税込24,980円。
なお、2TBモデルについては年内の発売を予定しているという。
「Elpis」コントローラやV-NAND 3bit MLCを搭載したNVMe対応M.2 SSD
980 PROシリーズは、Samsung製NANDフラッシュ「V-NAND 3bit MLC」を採用したM.2フォームファクタのNVMe SSD。
2019年2月に登場したPCIe 3.0対応SSD「970 EVO Plus」に続く製品。PCIe 4.0対応コントローラ「Elpis」の採用によりインターフェイスを強化し、従来比でリード速度が約2倍、ライト速度が約1.5倍になったとしている。
250GB/500GB/1TBモデルのうち、最もパフォーマンス値が高いのは1TBモデルで、シーケンシャルアクセスはリード7,000MB/s、ライト5,000MB/s、ランダムアクセス(QD32)はリード、ライトとも100万IOPSとされている。
他のモデルについては、250GBモデルが順に6,400MB/s、2,700MB/s、500,000IOPS、600,000IOPS、500GBモデルが6,900MB/s、5,000MB/s、800,000IOPS、100万IOPSとなっている。
970 EVO Plusと同様に熱制御機構も搭載。コントローラにニッケルコーティングを施し、モジュールにヒートスプレッダーラベルを装着することで、放熱を効率的に行なえるようにしたほか、温度監視技術「Dynamic Thermal Guard」によりドライブの最適な温度を維持するという。
外形寸法は80.15×22.15×2.38(Type 2280)。キャッシュメモリ(LPDDR4)の容量は250GB/500GBモデルが512MB、1TBモデルが1GB。信頼性・耐久性に関するスペックは、MTBFが150万時間、TBW(総書込み容量)が250GBモデルで150TB、500GBモデル300TB、1TBモデルで600TB。保証期間は5年間。
[取材協力:パソコン工房 秋葉原BUYMORE店とツクモeX.パソコン館とツクモパソコン本店IIとドスパラ秋葉原本店とソフマップAKIBA②号店 パソコン総合館とパソコンショップ アークとオリオスペック]