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EIZO初の曲面ディスプレイ「FlexScan EV3895」が発売、37.5型で実売19万円

解像度は3,840×1,600ドット、PbyP機能もあり

FlexScan EV3895

 EIZO初の曲面ディスプレイが登場、アスペクト比24:10で37.5インチの「FlexScan EV3895」が発売された。

 販売価格は税抜き172,728円(税込190,000円)で、本体カラーはホワイトとブラックの2色。ツクモパソコン本店IIではサンプル展示が始まっている。

3台までのPCの映像を一度に表示する「PbyP機能」搭載の37.5型曲面ディスプレイ

 FlexScan EV3895は、アンチグレアタイプのIPSパネルを採用した37.5インチディスプレイ。同社製ディスプレイでは初めての曲面タイプで、緩やかにカーブした大型パネルと、3,840×1,600ドット(アスペクト比24:10)の高い解像度、横長の表示域により、複数ウィンドウの自由な配置と一覧が可能になり、作業効率や生産性が向上するとしている。

 3台までのPCの映像を一度に表示する「PbyP機能」が搭載。6種類のレイアウトが用意されており、2画面/3画面を同一サイズで表示したり、メイン画面を大きく、サブ画面を小さく表示したりできる。本体のスイッチの操作で、レイアウトの変更やメイン画面/サブ画面の入れ替えが行なえる。

 また、DisplayPort Alt Mode対応のUSB Type-C端子を備え、対応するノートPCとケーブル1本で接続して映像表示と給電(最大85W)が行なえる。1000BASE-T LAN端子を装備しているのも特徴で、無線LANのみ備えるノートPCでも、USB接続することでディスプレイ経由で有線ネットワークにアクセスできる。

 パネルの主なスペックは、表示色数約1,677万、画素ピッチ0.229mm、視野角178度(水平/垂直)、輝度300cd/平方メートル、コントラスト比1,000:1、応答速度5ms(中間階調域)。色域についてはsRGBカバー率100%、DCI-P3カバー率94%としている。

 映像端子はUSB Type-C×1(DisplayPort Alt Mode)、DisplayPort×1、HDMI×2。ヘッドホン端子(ステレオミニ)とステレオスピーカー(1W+1W)も備えている。

 USB端子(USB 3.1 Gen1)は、PCと接続するアップストリームポートがType-C×1、Type-B×2、周辺機器と接続するダウンストリームポートがType-A×4。KVM機能に対応し、複数のPCでマウスやキーボードなどのUSB機器を共有できる。

 外観寸法は幅893.9×高さ411~603.7×奥行き240mm。質量は約13.2kg。スタンドは高さ調節、チルト、スイベルに対応(ピボット非対応)。ネジ穴ピッチは100×100mm(VESA規格)。

 付属品は電源コード、映像ケーブル3種(USB Type-C、DisplayPort、HDMI)、USB Type-A-Type-Bケーブル、コネクタカバーなど。

[撮影協力:ツクモパソコン本店II]