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PalitのGeForce RTX 3080にマイニング性能を落とした“LHR”版、RTX 3060も入荷
2021年6月17日 00:00
GeForce RTX 3080を搭載するビデオカードに「LHR(Lite Hash Rate)」版が登場、Palitの「GeForce RTX 3080 GamingPro OC V1(NED3080S19IA-132AA)」がドスパラ秋葉原本店に入荷した。販売価格は170,000円。
パッケージにはLHR版を表すラベルが確認できるほか、Palitは製品名に「V1」を追加し、従来モデルと区別してラインアップしている(型番は従来モデルと共通)。
このほか、「マイニング性能を制限したLHR版」(ショップ)というGeForce RTX 3060搭載ビデオカードも入荷している。
仮想通貨“Ethereum”のハッシュレートを制限したGeForce RTX 3080ビデオカード
これは、仮想通貨“Ethereum”のハッシュレートを制限した「LHR」版のGeForce RTX 3080搭載ビデオカード。
LHR版のGeForce RTX 3080搭載ビデオカードの店頭販売を確認するのは今回が初めてで、Palitは「43MH/秒 ETHハッシュレート(推定)を達成する」とうたっている。
なお、同じようにハッシュレート制限をかけるビデオカードは、GIGABYTEの「GeForce RTX 3060 GAMING OC 12G」の新リビジョンモデルが店頭入荷しているが、そのモデルは「Limited Hash Rate version」とされており、LHR(Lite Hash Rate)の表記ではなかった。
今回入荷したLHR版は従来モデルと基本仕様は同じと見られ、主な仕様は搭載メモリがGDDR6X 10GB、動作クロックが1,440MHz(ブースト時1,740MHz)、メモリスピードが19Gbpsなど。映像インターフェイスはDisplayPort 1.4a×3、HDMI 2.1×1を備えている。
マイニング性能が再び制限された「GeForce RTX 3060」ビデオカードも入荷
このほか、同店には「マイニング性能が再び制限された」というPalit製のGeForce RTX 3060搭載ビデオカード「GeForce RTX 3060 Dual OC(NE63060T19K9-190AD)」が入荷している。同店は「LHR(Lite Hash Rate)」版として販売しており、販売価格は79,800円。
GeForce RTX 3060は登場から間もなく、ハッシュレート制限の回避方法が明らかとなったため、再度ハッシュレート制限を課すことが明らかになっていたが、今回はその制限を課したモデルと見られる。
ちなみに、従来モデルと製品名や型番、パッケージなどは同じものとなっており、外観では違いが分からないため、「店舗で管理している独自のコードで区別している」(同店)とのこと。上記のGeForce RTX 3080搭載モデルとは異なりパッケージからは違いが分からないため、購入時には注意が必要だ。
[取材協力:ドスパラ秋葉原本店]