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Plextorの最新SSD「M10P」がデビュー、キオクシア製BiCSフラッシュ採用

Plextor「M10P」シリーズ

 PlextorブランドのPCIe Gen4対応SSD「M10P」シリーズが発売された。HHHL(拡張カード)型「M10PY」、M.2型のヒートシンク有り「M10PG」、M.2型のヒートシンク無し「M10PGN」の3タイプで、各タイプに512GB、1TB、2TBの3つの容量が用意されている(計9モデル)。

 7月2日(金)時点で店頭には、HHHL型の2TB(PX-2TM10PY)、M.2型の512GB(PX-512M10PG、PX-512M10PGN)、同2TB(PX-2TM10PG、PX-2TM10PGN)の5モデルが入荷している。国内代理店アユートによると、残りの4モデルは7月以降に発売する予定という。

高速化技術「PlexNitro II」を採用したNVMe SSD、リード最大7,000MB/s、ライト最大5,000MB/s

 M10Pシリーズはキオクシア製フラッシュメモリ「BiCS」とInnoGrit製コントローラ「Rainier」を採用したPCIe Gen4 x4対応SSD。Plextorの高速化技術「PlexNitro II」により、PCIe Gen3対応の前世代製品を大幅に上回るデータ転送速度を実現したとしている。データの整合性を維持するというエラー訂正機能「TrueProtect」も搭載する。

 公称性能(シリーズ最高値)は、シーケンシャルリード7,000MB/s、シーケンシャルライト5,000MB/s、ランダムリード650,000IOPS、ランダムライト550,000IOPS。耐久性・信頼性関連のスペックは、MTBFが250万時間、総ライト容量が512GBモデルで320TBW、1TBモデルで640TBW、2TBモデルで1,280TBW。

M10PY
M10PG
M10PGN

 M10PYには各社マザーボードで制御できるライティング機能が搭載されている(対応メーカーはASRock、ASUS、GIGABYTE、MSI)。また、ヒートシンクの表面をグラフェンでコーティングすることで放熱効率を高めたという。サイズは196.4×121.2×22.4mm。

 M10PGでは厚さ約2cmの大型ヒートシンクが採用。アユートによれば、黒色アルマイト処理を施すことで放熱性、耐食性、耐摩耗性を向上させたという。サイズは80×24×20.5mm。

 M10PGNは冷却パーツが無いシンプルなデザイン。サイズは80×22×2.3mm。

[取材協力:パソコン工房 秋葉原BUYMORE店]