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セガ・マークIIIで自作ゲームを楽しめるカートリッジ型フラッシュROM「似非SGROM」、内蔵型のFM音源増設キットもあり

似非SGROM

 セガのレトロゲーム機「セガ・マークIII」に対応したカートリッジ型のフラッシュROMが登場、「似非SGROM」が家電のケンちゃんに入荷した。販売価格は9,240円。このほか、セガ・マークIIIに内蔵して利用する「FM音源増設キット」も入荷している。

自作ゲームなどを書き込みセガ・マークIIIでプレイできるカートリッジ型フラッシュROM「似非SGROM」

 似非SGROMは、自作ゲームなどを書き込むことでセガ・マークIIIでゲームをプレイできるというカートリッジ型のフラッシュROM。同人サークル「にがHP」の作品。

 メガROMコントローラ「315-5235」の機能をCPLDで再現しているとされており、32kBのバックアップSRAMを搭載することでゲームのデータセーブ・ロードに対応するという。

 なお、ゲームデータの書き込みはMSX-DOSアプリケーションを利用する。本体にはMSXのカートリッジスロットに装着できるようにMSX仕様の50pinカードエッジも用意されている。対応機器はMSX/MSX2/MSX2+/MSXturboR。

 また、アスキー 16kバンクのMSX用メガROMソフトをインストールすることで、MSXで「16kバンク仕様の似非ROM」として使用することもできるという。

セガ・マークIIIに内蔵してFM音源を追加できる「FM音源増設キット」

 このほか、セガ・マークIIIにFM音源(OPLL)を内部に増設できるという改造基板「SG-MK3 OPLL増設基板」も同店に入荷している。販売価格は11,000円。

 利用するにセガ・マークIIIのメインボードに実装されているCPUを取り外し、改造基板に移植する必要があるため、ある程度以上のはんだ付けスキルが要求されている。目安としては「片面基板のDIPパッケージのICを無傷で外せる程度の電子工作のスキルが必要」(にがHP)とのこと。

 このほか、セガ・マークIIIに標準で搭載されているCPUの代わりに高速クロック対応のZ80互換CPUを搭載することも可能とされ、高速CPUを利用することでクロックアップが可能という。

[取材協力:家電のケンちゃん]