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永続ライセンスの「Microsoft Office 2021」がデビュー、WordやExcelなどの単体版もあり
2021年10月6日 00:05
日本マイクロソフトの新たなパッケージ版Office「Office 2021」が発売された。ツクモeX.パソコン館にはPOSAカード版の「Personal for Windows」、「Home & Business」に加え、学生・教職員向けの「Professional Academic for Windows」(要学生証などの提示)が入荷しており、販売価格は順に32,780円、38,280円、30,580円。一般向けのProfessionalは未入荷。また、WordやExcelなどの単品版のPOSAカードも入荷している。
WordやExcelなどで構成されたビジネスソフト「Office」の最新版
Office 2021は、文書作成「Word」や表計算「Excel」などのアプリで構成されるオフィス向けソフトウェア群。対応OSはWindows 11またはWindows 10で、インストール可能台数は2台まで。
同じオフィスソフトスイートのMicrosoft 365(旧Office 365)が、月または年ごとに使用料(ライセンス料)を繰り返し支払うサブスクリプション版であるのに対し、パッケージ版のOffice 2021は支払いが1回、つまり“永続ライセンス料”を納めることで済むのがメリットだ。
ただし、今回のようにOfficeが2019から2021へとメジャーアップデートされた時には、再びソフトを購入することになる。一方、サブスクリプション版の場合は月/年単位でコストが発生するものの、1回あたりの支払い額はパッケージ版に比べ低く、メジャーアップデートや機能追加が行なわれても基本的には追加コスト無しで使い続けることができる。
ちなみに、「基本的に」としたのはサブスクリプション版でも料金が改訂されることがあるため。Microsoft 365については法人向けの料金が2022年3月に値上げされることになっている。
また、パッケージ版はライフサイクルが設定されている点にも注意が必要だ。メジャーアップデート後も旧バージョンのソフトを使うことはできるが、ライフサイクルが終了するとサポートや更新プログラムが提供されなくなり、ウイルスやスパイウェアに感染する可能性も高まるなど脆弱な状態になる。
収録ソフトについては、PersonalがWord/Excel/Outlook、Home & BusinessがWord/Excel/Outlook/PowerPoint、ProfessionalがWord/Excel/Outlook/PowerPoint/Publisher/Access。
同店では購入者に「できるOffice 2021」を配布している。
[取材協力:ツクモeX.パソコン館とソフマップAKIBA パソコン・デジタル館]