ニュース

NZXTのMini-ITXケース「H1」の最新モデル発売、3スロット厚のカードに対応

「H1」の2022年モデル

 NZXTの電源&水冷クーラー搭載Mini-ITXケース「H1」の2022年モデルが発売された。電源の出力増、対応カードの大型化などの強化がなされている。カラーは「マットホワイト」(型番CS-H11BW-JP)と「マットブラック」(型番CS-H11BB-JP)の2種類。店頭価格は51,700円。

電源容量や対応ビデオカードのサイズが大きくなったMini-ITXケース

 H1はMini-ITXマザーボードに対応したタワー型のPCケース。上面・底面が正方形で、フロントに強化ガラスパネルを配したユニークなデザインや、電源ユニットと簡易水冷CPUクーラーが標準で搭載されているのが特徴だ。拡張カードを縦にして搭載するレイアウトにより、大型のビデオカードにも対応する。

 今回発売されるのは、2020年4月発売の「H1」(型番CA-H16WR-W1-JP、CA-H16WR-B1-JP)のリニューアル版。搭載電源の出力が650Wから750Wに増えており、GeForce RTX 3080 TiやRadeon RX 6800 XTなどを搭載するハイエンドビデオカードに対応できるとしている。電源はプラグインタイプで、また80PLUS Gold認証を取得しているとのこと。

 対応カードサイズも長さ324mm、厚さ3スロット分(58mm)へと大型化(従来は長さ305mm、厚さ2.5スロット分)。カードとマザーとの接続に用いる付属のライザーカードも、PCIe 3.0対応タイプからPCIe 4.0対応タイプになった。

 他にも、ケースファン(リア92mm×1)と2chファンコントローラー(ソフトウェア「CAM」対応)の追加、USB Type-C/A端子のスペック向上(USB 3.1 Gen2→USB 3.2 Gen2)などの強化がなされている。

 本体のサイズは幅196×奥行き196×高さ405mmで、2020年モデル(幅187×奥行き187.6×高さ387.7mm)より大きくなった。拡張カードスロットは2基(厚さ3スロット分までのカードが搭載可能)。ドライブベイは2.5インチ×2。

 水冷CPUクーラーの対応ソケットはLGA1700/1200/1156/1155/1151/1150、Socket AM4。ラジエーターサイズは140mm(寸法139×174×28mm)、搭載ファンは140mm×1。

[取材協力:ツクモパソコン本店ツクモeX.パソコン館パソコン工房 秋葉原BUYMORE店パソコンショップ アーク]