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AMDの「Radeon RX 6950 XT/6750 XT/6650 XT」がデビュー、多数のモデルが発売
2022年5月13日 11:00
AMDのRadeonシリーズに新モデルが登場、従来モデルのクロックアップモデル「Radeon RX 6950 XT」「Radeon RX 6750 XT」「Radeon RX 6650 XT」を搭載したモデルが各社から発売された。
店頭価格はRadeon RX 6950 XTが185,900~223,960円、Radeon RX 6750 XTが95,700~106,700円、Radeon RX 6650 XTが67,100~74,800円。
各社ともオリジナルクーラーを搭載したモデルで、Radeon RX 6950 XTは本格水冷モデルも登場している。
Radeon RX 6000シリーズの強化モデル、ゲーム・ブースト周波数とメモリ速度が向上
Radeon RX 6950 XT/6750 XT/6650 XTはデスクトップPC向けのゲーミングGPU。それぞれ、従来のRX 6900 XT、RX 6700 XT、RX 6600 XTを強化したモデルで、4K、1440p、1080pの各解像度でゲームをプレイすることをターゲットとしている。RX 6950 XTはRDNA 2アーキテクチャーを採用するRX 6000シリーズにおいて最上位となる。
新たな3つのモデルでは、演算ユニット・RA(Ray Accelerators)数やメモリ容量などのスペックを据え置き、ゲーム・ブースト周波数とメモリ速度を上げることでパフォーマンスの向上が図られている。
例えば、RX 6950 XTとRX 6900 XTとを比較すると、ゲーム周波数は2,015MHzから2,100MHzに、最高ブースト周波数は2,250MHzから2,310MHzに、メモリスピードは16Gbpsから18Gbpsに、それぞれ上がっている。一方、演算ユニット数80、RA数80、ROP数128、SP数5,120、テクスチャユニット数320、Infinity Cache 128MB、最大メモリ容量16GB(GDDR6)といったスペックは従来通りだ。
また、全3モデルでカード消費電力が10%程度増えているものの、電源ユニットの推奨容量は変わっていない。RX 6950 XTの推奨容量は850Wで、これはRX 6900 XTと同じ。
[取材協力:ツクモパソコン本店とツクモeX.パソコン館とパソコン工房 秋葉原BUYMORE店とパソコンショップ アーク]