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QNAPの25GbE対応ハイスペックNAS、オリオスペックで動作デモスタート

AMD EPYC搭載でオールフラッシュNAS環境を構築

(9/13 20:41更新)展示デモスタート。
初出日時 9/12 0:00
TS-h1290FX

 U.2対応の2.5インチベイや25GbEポートを装備したQNAPのハイスペックNASキット「TS-h1290FX」が登場、オリオスペックで展示デモが始まっている。NASキット単体の価格は1,097,800円から。

 同店は、SamsungのU.2 SSD「PM9A3」1.9TB×8台やQNAP QSW-M5216-1T(25GbEファイバーマネージドスイッチ)、Intel XXV710-DA2(25GbEイーサネットカード)を使ったRAID 5環境のデモ機を用意。25GbE接続時で2,000MB/s以上の転送速度を確認している。

高速なオールフラッシュNAS環境が構築できるNASキット

 TS-h1290FXは、AMDの組み込み向けCPUのEPYC Embedded 7002シリーズを搭載したNASキット。フロントにはホットスワップ対応のドライブベイが12基、リアにはネットワークポートとして25GbE(SFP28)と2.5GbE(RJ45)が各2基、装備されている。

TS-h1290FXの製品仕様
デモ機で使用している機材

 対応ドライブは2.5インチHDD/SSD。インターフェイスはU.2。SATA HDD/SSDや高速なPCIe SSDが搭載でき、フラッシュメモリを用いたSSDのみ搭載すれば「オールフラッシュNAS」(同社)になる。

25GbE環境 NVMe SSD×8台 RAID5時の結果

 同社はTS-h1290FXについて、非常に重い負荷にも対応し、4K/8K動画のリアルタイム編集などに使用できるとアピールしている。オリオスペックによれば、2,000MB/s以上のデータ転送速度を確認したという。

 内部にはPCIeスロットが4基装備されており、LANカードやビデオカードなどを搭載できる。NVIDIA製GPUを搭載したビデオカードに対応し、動画処理や仮想マシンへのGPUパススルーなどに使えるとしている。

10GbE環境 NVMe SSD×8台 RAID5時の結果

 メモリスロットはDDR4 RDIMM×8(最大1TB)。搭載メモリ容量が64GBの「TS-h1290FX-7232P-64G」、128GBの「TS-h1290FX-7302P-128G」、256GBの「TS-h1290FX-7302P-256G」の3モデルが用意される。

デモ環境
デモで使用しているSSD

 本体の寸法は高さ150mm、幅368mm、奥行き362mm(TS-h1290FX-7302P-256Gのみ高さ157.2mm)、重量は8.99kg。電源容量は750W(本体内蔵)。USB 3.2 Gen1ポート3基も装備する。

[取材協力:オリオスペック]