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Intelの第13世代Coreプロセッサー「Raptor Lake-S」が発売、Core i9-13900Kなど6モデル

Core i9-13900K

 「Raptor Lake-S」ことデスクトップPC向け第13世代Coreプロセッサーが登場、20日(木)22時に販売解禁となった。秋葉原の一部ショップでは夜間販売が行われている。

 今回登場したのは、Core i9/i7/i5の「K」モデルとGPU非搭載の「KF」モデルの計6製品。価格は54,800~105,800円。

 各モデルの基本仕様は以下の通り。

モデル名コア数(Pコア+Eコア)スレッド数PコアベースクロックPコア最大クロックEコアベースクロックEコア最大クロック内蔵GPUEU数最大GPUクロックベース電力最大ターボ電力店頭価格
Core i9-13900K24(8+16)323GHz5.8GHz2.2GHz4.3GHzIntel UHD Graphics 770321.65GHz125W253W105,800円
Core i9-13900KF24(8+16)323GHz5.8GHz2.2GHz4.3GHz---125W253W102,800円
Core i7-13700K16(8+8)243.4GHz5.4GHz2.5GHz4.2GHzIntel UHD Graphics 770321.6GHz125W253W74,800円
Core i7-13700KF16(8+8)243.4GHz5.4GHz2.5GHz4.2GHz---125W253W71,800円
Core i5-13600K14(6+8)203.5GHz5.1GHz2.6GHz3.9GHzIntel UHD Graphics 770321.5GHz125W181W57,800円
Core i5-13600KF14(6+8)203.5GHz5.1GHz2.6GHz3.9GHz---125W181W54,800円

Pコア+Eコア構成のLGA1700用CPU、最上位は24コア/32スレッドの「Core i9-13900K」

第13世代Coreプロセッサーは、2021年11月に登場した「Alder Lake-S」の第12世代Coreプロセッサーに続く製品。

 第12世代Coreと同じくPコア(Performanceコア)とEコア(Efficientコア)を組み合わせる「ハイブリッド・アーキテクチャー」を採用し、対応するCPUソケットの形状もLGA1700のままとなっている。

 第13世代Coreでは、シングルスレッド性能の最大15%向上と、Eコアの増加でマルチスレッド性能の最大41%向上が実現したという。L2/L3キャッシュ容量も増加された。

 ラインナップで最上位のCore i9-13900Kには、前世代の2倍となる16個のEコアが搭載。8個のPコアも搭載され、合計で24コア、32スレッドとなる。

 従来通りPCIe Gen 5.0とDDR4/DDR5メモリをサポートする。PCIe Gen 5.0は最大16レーンに対応。メモリはDDR5-5600にも対応した。

 Core i9では「アダプティブ・ブースト・テクノロジー」と「サーマル・ベロシティー・ブースト」が使用できる。いわゆる自動オーバークロック機能で、電力と温度に余裕がある時にクロック周波数を上昇させるというもの。

 また、第13世代Coreにあわせて新しい「700シリーズ・チップセット」が用意され、搭載マザーボードが同時に発売される。700シリーズではPCIe Gen 4.0のレーン増加やUSB 3.2 Gen2x2の搭載といった強化がなされている。

 なお、前述のとおりCPUソケットの形状が変更されておらず、従来の600シリーズ・チップセットを搭載したマザーボードに第13世代Coreを搭載することもできる。

[取材協力:TSUKUMO eX.パソコン工房 秋葉原BUYMORE店ドスパラ秋葉原本店パソコンショップ アークツクモパソコン本店ソフマップAKIBA パソコン・デジタル館オリオスペック]