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TDP65WのRyzen 7000シリーズが発売、「Ryzen 9 7900」など3モデル
2023年1月13日 11:00
TDP 65Wの「AMD Ryzen 7000シリーズ・デスクトップ・プロセッサー」が発売された。ラインナップは上位からRyzen 9 7900、Ryzen 7 7700、Ryzen 5 7600の3モデル。
各モデルとも空冷仕様のCPUクーラー付きで、店頭価格は順に69,800円、53,800円、37,500円。
Zen 4アーキテクチャを採用したRyzen 7000シリーズのTDP 65W版
Ryzen 7000シリーズはZen 4アーキテクチャを採用したSocket AM5対応CPU。2022年9月に最初のラインアップとしてRyzen 9 7950Xなど4つのモデルが発売された。
今回追加された3モデルは、TDPが65Wと低い点が特徴で、CPUクーラーやPCケースの選択肢が広がり、扱いやすくなっている。従来の4モデルのTDPは、Ryzen 9 7950XとRyzen 9 7900Xが170W、Ryzen 7 7700XとRyzen 5 7600Xが105W。
また、従来はCPUクーラーが付属せず、自分で用意する必要があったが、今回は「AMD Wraith Cooler」が付属。Ryzen 9 7900とRyzen 7 7700にはRGB LEDによる照明機能を備える「Wraith Prism」が、Ryzen 5 7600には小型の「Wraith Stealth」が、それぞれ付属している。
AMDは、CPUが持つオーバークロック機能「Precision Boost Overdrive」のメリットにも言及しており、水冷クーラーを使用したRyzen 9 7900では、最大39%の性能アップを実現できるとしている。
CPUには2コアGPU「AMD Radeon Graphics」が統合される。GPUベース周波数は400MHz、グラフィックス周波数は2,200MHz。
Ryzen 9 7900の主なスペックは、12コア/24スレッド、基本クロック3.7GHz、最大ブースト・クロック5.4GHz、キャッシュ容量がL1 768KB、L2 12MB、L3 64MB、デフォルトTDP/TDP 65W。
Ryzen 7 7700の主なスペックは、8コア/16スレッド、基本クロック3.8GHz、最大ブースト・クロック5.3GHz、キャッシュ容量がL1 512KB、L2 8MB、L3 32MB、デフォルトTDP/TDP 65W。
Ryzen 5 7600の主なスペックは、6コア/12スレッド、基本クロック3.8GHz、最大ブースト・クロック5.1GHz、キャッシュ容量がL1 384KB、L2 6MB、L3 32MB、デフォルトTDP/TDP 65W。
[取材協力:ツクモパソコン本店とTSUKUMO eX.とパソコン工房 秋葉原BUYMORE店とパソコンショップ アークとドスパラ秋葉原本店]