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GPUレスで高コスパな「Ryzen 5 7500F」の情報や初公開スライドも、「AMDxMSI SUMMER 自作PC体験フェス」が開催

左からトークMC 伊石真由さん、日本AMD株式会社マーケティングスペシャリスト 佐藤美明氏、MSIスペシャルアドバイザー 清水貴裕氏

 29日(土)、秋葉原にてMSIとAMDの自作PCコラボイベント「AMD x MSI SUMMER 自作PC体験フェス」が開催。

 事前申し込みによる当選者を対象とした限定イベントの模様を本稿でお伝えしよう。

新型のRyzen 5 7500Fや未公開スライドのなども公開されたトークショー

 イベントは2部制で、第1部では日本AMD株式会社マーケティングスペシャリスト 佐藤美明氏とMSIスペシャルアドバイザー 清水貴裕氏、トークMCとして伊石真由さんの3名による「AMDトークイベント」が開催。

会場の様子
ガラポン抽選会も開催

 トークイベントでは、AMD佐藤氏がRyzen 7000シリーズCPUやRadeon 7000シリーズビデオカードについての最新情報を解説。

 佐藤氏は、大々的なリリースはされていない「Ryzen 5 7500F」について言及。6コア/12スレッドのRyzen 5 7600をベースに、ベースクロックとブーストクロックの100MHz引き下げや、内蔵GPUの省略によって、低コストなRyzen 7000シリーズCPUを実現しているという。

 国内でのCPU単体発売予定はないが、BTOベンダーなどから搭載PCが登場予定。佐藤氏によれば、サイコムがすでにカスタマイズオプションに追加しているとのことだ。

Ryzen 5 7500Fは内蔵GPU非搭載のRyzen 7000シリーズCPU

 Radeon GPUについても、ライバルメーカーと比べてコストパフォーマンスに優れ、とくにラスタライズ性能に関しては同クラスGPUを上回っているとアピール。

 また、他社製品との性能比較など「今まで表に出したことがない」という初出しスライド資料も披露されていた。

 会場には、MSI倉庫から発掘してきたという2002年に販売されていたAMD 760MPXチップセット搭載デュアルソケットマザーボード「K7D Master」といったレアな一品も展示されていたりと、クローズドなイベントということで少々ディープな内容となっていた。

Radeonは高コストパフォーマンス
K7D Master

清水氏が講師の自作PC教室も実施、MSI製パーツで1台構築

 第2部は、清水氏による自作PC教室で、PCパーツ一式を電源投入まで組み立てるという内容。

 参加者のうち1名を除いて全員が自作経験者ということもあり、ほとんどアシストもなくスムーズに進行。初体験という人もトラブルなく組み立てに成功し、和やかな雰囲気でイベントは閉幕していた。

完成したPC