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最大96コアの「Ryzen Threadripper 7000」シリーズが発売、最上位「7995WX」は約186万円

2023年11月22日 11:00

　AMDのPC向けハイエンドマルチコアCPU「Ryzen Threadripper PRO 7000 WX」シリーズおよび「Ryzen Threadripper 7000」シリーズが発売された。一部ショップでは在庫販売が始まっている。

　CPUソケットはSocket sTR5で、メモリはDDR5 RDIMM（オーバークロック可能）に対応する。店頭価格は269,800円～1,859,800円。CPUクーラーは別売り。

最大96コア/192スレッドのRyzen Threadripper PRO 7000 WXシリーズ

　Ryzen Threadripper PRO 7000 WXシリーズは、Zen4アーキテクチャを採用したCPUで、ワークステーション向けに位置づけられている製品。

　対応チップセットはAMD WRX90（PROの各種機能や8チャネルメモリ対応）とAMD TRX50（4チャネルメモリ対応）で、メモリは最大2TBまで増設可能。PCIe 5.0レーン数は128レーン。

　店頭価格は24コア/48スレッドの「7965WX」が479,800円、32コア/64スレッドの「7975WX」が699,800円、64コア/128スレッドの「7985WX」が1,349,800円、96コア/192スレッドの「7995WX」が1,859,800円。

　ベース/最大ブーストクロックは、7965WXが4.2GHz/5.3GHz、7975WXが4GHz/5.3GHz、7985WXが3.2GHz/5.1GHz、7995WXが2.5GHz/5.1GHz。TDPはいずれも350W。

　Ryzen Threadripper 7000シリーズも同様にZen4アーキテクチャを採用したCPUで、HEDT(High-end desktop)向けに位置づけられている製品。

　対応チップセットはTRX50（4チャネルメモリ対応）で、メモリは最大1TBまで増設可能。PCIe 5.0レーン数は48レーン。

　店頭価格は24コア/48スレッドの「7960X」が269,800円、32コア/64スレッドの「7970X」が449,799円、64コア/128スレッドの「7980X」が899,800円。

　ベース/最大ブーストクロックは、7960Xが4.2GHz/5.3GHz、7970Xが4GHz/5.3GHz、7980Xが3.2GHz/5.1GHz。TDPはいずれも350W。

　なお、22日（水）時点で、Socket sTR5対応マザーボードは未入荷。オリオスペックは「GIGABYTEのTRX50 AERO Dが25日（土）に入荷予定」と案内している。