ニュース

約11インチの大画面“3in1”ポータブルゲーミングPC「ONEXPLAYER X1」が3月末発売、OCulink対応外付けGPUも

ONEXPLAYER X1

 10.95インチの大画面を備えたOne-Netbook製ポータブルゲーミングPC「ONEXPLAYER X1」国内正規版が、株式会社テックワンから3月末に発売予定。

 価格(本体のみ)はCore Ultra 5 125H/16GBメモリ/1TB SSDモデルが168,000円、Core Ultra 7 155H/32GBメモリ/1TB SSDモデルが208,000円、同2TB SSDモデルが218,000円、同64GBメモリ/2TBが SSDモデルが268,000円。

 既にハイビーム 秋葉原本店ほかで予約販売が開始されており、10%オフの予約価格で購入できるほか、周辺機器セットも特別価格の9,680円で予約が開始されている。

Intel Core Ultra搭載/大画面液晶のポータブルゲーミングPC「ONEXPLAYER X1」

 ONEXPLAYER X1は、大画面液晶ディスプレイを備えたポータブルゲーミングPC。

 ポータブルゲーミングとしては最大サイズという、10.95インチWQXGA(2,560×1,600ドット)解像度の540nit高輝度液晶パネルを採用し、sRGB 138%の色域と120Hz駆動の高速表示に対応する。

 単体で高性能Windowsタブレットとして機能するほか、付属のマグネット式カバーはスタンド機構を内蔵しており、自立が可能。

 別売の着脱対応コントローラーと組み合わせ携帯ゲーム機としてゲームを楽しめるほか、別売キーボードカバーと組み合わせてのラップトップモードと合わせて、「3in1」PCとして動作するのが特徴。

 CPUにはMeteor Lakeアーキテクチャの「Core Ultra 7 155H」および「Core Ultra 5 125H」を搭載。省電力性に優れ長時間駆動が可能なほか、内蔵するIntel Arc Graphicsによるゲーミング性能とNPUによる高いAI性能を謳う。

Core Ultra搭載

 大容量バッテリーの搭載も特徴で、本体重量は789gに抑えつつも65.02Whのバッテリーを内蔵。8時間の連続駆動や3時間以上のゲームプレイを可能にしているとする。また100WのUSB PD急速充電に対応するのも特徴。

約1.7万mAhの大容量バッテリー

 インターフェイスはUSB4×2、USB 3.2、OCuLink、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2、microSDカードスロット、Harman AudioEFX対応ステレオスピーカー、音声入出力など。

 本体サイズは252×163×13mm、重量は789g。

外付けGPU兼USB4ハブ兼外付けSSDケース「ONEXGPU」

 ONEXPLAYER X1のほか、Radeon RX 7600M XT搭載の外付けGPU「ONEXGPU」も3月末より発売予定。価格は113,000円で、こちらも予約購入で10%オフにて購入できる。

 RDNA 3アーキテクチャ採用のモバイル向けRadeon GPU「Radeon RX 7600M XT」を内蔵した、コンパクトサイズのeGPUボックス。

 HDMI 2.1×2とDisplayPort 2.0×2を備え4画面出力が可能なほか、USB4とUSB 3.2×2、有線LANを備えUSB4接続ドックとしても機能する。

 裏面にはPCIe 3.0対応のM.2 2280スロットを備えており、拡張ストレージ機能も備える。

 PCとの接続はUSB4のほか、OCuLinkに対応。ONEXPLAYER X1などOCuLink対応デバイスとの組み合わせにおいては、PCIe 4.0 x4の内部バスによりGPU性能をフルに発揮することができるとしている。なおOCuLink接続時にドック機能を利用する場合には別途USB4接続が必要となる。

Intel CPUの採用でビジネスシーンにも使えるマシンとしてアピール

One-Netbook CEO Jack Wang氏(左)

 都内で開催された製品発表会には、One-Netbook CEOのJack Wang氏が登壇。ONEXPLAYER X1は、1年以上の開発期間を経て生み出されたモデルであると紹介し、3in1の設計とIntelの最新モバイルCPUを採用したことで、ゲーム用途だけでなくビジネスシーンにもマッチしたPCになっていると語った。

 ゲストで登壇したインテル株式会社 マーケティング本部本部長 上野晶子氏は、Meteor Lakeアーキテクチャを採用したCore Ultraプロセッサでは、コンピューティングタイルだけでなくSoCタイルにもEコアを配置することで、アイドル時の効率性が大きく改善されており、電力要件の厳しいモバイルデバイスに適した設計であるとアピールした。

インテル株式会社 マーケティング本部本部長 上野晶子氏
Meteor Lakeアーキテクチャ
SoCタイルのEコア搭載で効率性が向上
内蔵GPU性能はXe LP比で2倍に
ONEXPLAYER X1
最大64GBメモリ/4TB SSD構成を用意
本体重量789gの軽量設計
液晶パネルはランドスケープレイアウト