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ゲームも遊べる最強のGPU内蔵CPU「Ryzen 8000G」シリーズが発売
2024年2月2日 11:00
内蔵グラフィックスによってスムーズな1080pゲーム体験を提供するというAMD Ryzen 8000Gシリーズデスクトップ・プロセッサーが登場。
Zen4×8/16スレッドの「Ryzen 7 8700G」とZen4×6/12スレッドの「Ryzen 5 8600G」の販売が始まっている。店頭価格は順に57,800円、39,800円。付属CPUクーラーは前者がWraith Spire、後者がWraith Stealth。
このほか、Zen4×2+Zen4c×4/12スレッドの「Ryzen 5 8500G」も近日発売予定。価格は29,800円。
グラフィックス機能としてAMD Radeon 700Mシリーズを内蔵
AMD Ryzen 8000Gシリーズデスクトップ・プロセッサーは、AMD Zen 4アーキテクチャを採用し、Socket AM5型ソケットに対応したデスクトップPC用CPU。
グラフィックス機能としてAMD Radeon 700Mシリーズが内蔵されており、ビデオカードが無くても映像を出力することができる。同社は、Radeon 700Mにより、スムーズなAAA 1080pゲーム体験を手頃なプライスポイントとスモールフォームファクタで提供するとしている。
Ryzen 7 8700Gに内蔵されているRadeon 780Mについては、デスクトップCPUで得ることのできる最速の内蔵グラフィックスとしている。
Ryzen 7 8700Gを使用した場合のゲームのフレームレートも紹介しており、Assassin's Creed: Valhalla、Borderlands 3、Cyberpunk 2077などのゲームでは60FPS以上になり、Dota 2、F1 2022、Grand Theft Auto 5などのゲームでは100FPS以上になるという。ただし、ゲームは「1080p low detail settings」とのこと。
また、Ryzen 7 8700GとRyzen 5 8600Gには、最大16TOPSの性能を持つというAIエンジンのAMD Ryzen AIが搭載されており、AIワークロードの最適化、AI処理効率の向上が可能としている。デスクトップPC用CPUとして、初めてNPU(Neural network Processing Unit)を搭載したという。
Ryzen 7 8700Gの主な仕様は、CPUコア数8(Zen4×8)、スレッド数16、最大ブースト・クロック5.1GHz、基本クロック4.2GHz、L2キャッシュ8MB、L3キャッシュ16MB、デフォルトTDP/TDP 65W、AMD Configurable TDP 45~65W。内蔵グラフィックスはRadeon 780M(GPUコア数12、グラフィックス周波数2900MHz)、PCIeレーン数20。
Ryzen 5 8600の主な仕様は、CPUコア数6(Zen4×6)、スレッド数12、最大ブースト・クロック5.0GHz、基本クロック4.3GHz、L2キャッシュ6MB、L3キャッシュ16MB、デフォルトTDP/TDP 65W、AMD Configurable TDP 45~65W。内蔵グラフィックスはRadeon 760M(GPUコア数8、グラフィックス周波数2800MHz)。PCIeレーン数20。
Ryzen 5 8500の主な仕様は、CPUコア数6(Zen4×2+Zen4c×4)、スレッド数12、最大ブースト・クロック5.0GHz、基本クロック3.5GHz、L2キャッシュ6MB、L3キャッシュ16MB、デフォルトTDP/TDP 65W、AMD Configurable TDP 45~65W。内蔵グラフィックスはRadeon 740M(GPUコア数4、グラフィックス周波数2800MHz)。PCIeレーン数14。
Ryzen 3 8300(システムビルダー向け)の主な仕様は、CPUコア数4(Zen4×1+Zen4c×3)、スレッド数8、最大ブースト・クロック4.9GHz、基本クロック3.4GHz、L2キャッシュ4MB、L3キャッシュ8MB、デフォルトTDP/TDP 65W、AMD Configurable TDP 45~65W。内蔵グラフィックスはRadeon 740M(GPUコア数4、グラフィックス周波数2600MHz)。PCIeレーン数14。