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ARCTICの水冷CPUクーラー「Liquid Freezer III」が登場、初回限定のキャッシュバックキャンペーンも

「Liquid Freezer III - 360」

 ARCTICブランドのオールインワン水冷CPUクーラー「Liquid Freezer III」をサイズが4月12日(金)に発売する。

 ラインアップは、ラジエーターサイズが277×120×38mmで2つの120mmファンを搭載する「Liquid Freezer III - 240」、ラジエーターサイズが317×138×38mmで2つの140mmファンを搭載する「Liquid Freezer III - 280」、ラジエーターサイズが398×120×38mmで3つ120mmファンを搭載する「Liquid Freezer III - 360」の3製品。価格は順に15,980円、17,980円、18,980円前後。

水冷ヘッド部分に静音性に優れたVRMファンを備えた簡易水冷クーラー

 Liquid Freezer IIIはAMD製CPU(Socket AM4/AM5)とIntel製CPU(LGA1700)に対応した水冷式のクーラー。「オールインワン水冷CPUクーラー」を謳い、プッシュ構成のラジエーターファンがあらかじめ取り付けられており、箱から出してすぐに使えるとしている。また、ファンケーブルがチューブのナイロンメッシュに組み込まれているため、マザーボードに接続するケーブルが1本で済むという。

「Liquid Freezer III - 240」

 取り付け方法については「LGA1700コンタクトフレーム」に言及している。ARCTICのマウンティングフレームは、CPUを変形させず、物理的な負荷を大幅に軽減し、素早く簡単に取り付けられるなどとしており、これにより冷却性能を安定化し、メインボードとCPUへの物理的な負荷を最小限に抑制するという。

 ただし、「LGA1700コンタクトフレームの使用にて、ソケットカバーを分解すると、マザーボードの保証がなくなります」とも説明している。

「Liquid Freezer III - 280」

 「ネイティブAMDオフセット実装」も挙げている。AMDのRyzenプロセッサのオフセットされたホットスポットを考慮して、5mmのオフセットを設け、これによりクーラーを正確にプロセッサのホットスポットに取り付けることができるとしている。

 ラジエーターについては「改良された38mmラジエーター」とアピールしている。厚さ38mmのラジエーターの冷却面を23%増加させることにより、多くの熱を拡散できるようになったといい、また、ラジエーターの改良により液量も増加し、システム内の液体がより多くの熱を吸収可能になったという。

 ウォーターポンプでは性能と騒音のバランスをさらに最適化したとしている。フィン面を拡大した改良型コールドプレートと最適化された水路により、静音を維持して冷却性能を向上させたという。

 マザーボードのVRMを冷却するための60mmPWMファンも搭載する。特にオーバークロックの時において、ソケット周辺をほぼ無音で冷却するといい、継続的な高負荷動作とVRM回路の長寿命化が可能としている。

 制御方法は「完全制御」と「シンプル制御」の2つが用意されている。完全制御では3つの接続コネクタを持つスプリッターケーブルを使用し、ポンプ、VRMファン、ラジエーターファンを独立して制御できるという。また、シンプル制御では1つの接続コネクタを持つシンプルケーブルを使用し、ポンプ、VRM、ラジエーターファンを1つのPWM設定で簡単に制御できるという。

 本体重量(ファン、ラジエーター、ポンプ、チューブ含む)は、Liquid Freezer III - 240が1460g、Liquid Freezer III - 280が1705g、Liquid Freezer III - 360が1840g。ポンプサイズは108.5×68.5×91mm。サーマルペースト「MX-6」などが付属する。

 また、「QUOカードPayプレゼントキャンペーン」が実施される。初回出荷分限定で実施するというキャンペーンで、製品に応じた額のQUOカードPayを進呈するとしている(Liquid Freezer III - 240は1,500円のキャッシュバック、Liquid Freezer III - 280は2,000円のキャッシュバック、Liquid Freezer III - 360は2,500円のキャッシュバック)。対象製品にはステッカーが貼付されており、QRコードから応募するとのこと。

[取材協力:ツクモパソコン本店オリオスペックパソコンショップ アークTSUKUMO eX.]