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Ryzen 7 7800X3Dの売れ行き好調、一部で品薄に。CPU全体の売れ行きにも大きな変化

Ryzen 7 7800X3D

 秋葉原の複数のショップによると、ここ数週間の間でCPUの売れ行きに大きな変化が起きているようです。

 2024年初頭は、Core i7/i5シリーズなどインテル Core プロセッサー(第14世代)が人気で、CPU全体で見てもIntel系CPUが大きなシェアを占めていたのですが、7月頃から状況は一転。「今、問い合わせが一番多いCPUはRyzen 7 7800X3D」「週末はRyzen 7 7800X3Dの問い合わせばかり」「Core i7の問い合わせはかなり減った」「CPU全体で見ても、今はAMDのほうが売れている」(複数のショップ)とか。

 一番人気のRyzen 7 7800X3D(価格59,980円前後)は、入手困難という状況ではないものの、7月中旬頃の時点で最安値は4,000円ほど上昇しているほか、安値で販売していたショップは「数週間入荷が無い」という状況になっています。

 また、Ryzen 9000シリーズ登場前の影響からか、一部ではほかのRyzen 7000シリーズも品薄となっており、TSUKUMO eX.は「AMD CPUの単体購入は1人1個まで」という購入制限を設けています。

TSUKUMO eX.の在庫状況(7月30日撮影)

 Intelの第13世代/第14世代Coreプロセッサーに関しては、動作が不安定になる問題が発生しており、このニュースが広まった頃から、店頭の動きにも大きな変化があったようです。

 発売延期になったRyzen 9000シリーズの動向も気になるところですが、Ryzen 7 7800X3Dの購入予定がある方は、今後の価格や在庫状況などに気をつけたほうがいいかもしれません。

 ※8月1日(木)17:18追記 パソコン工房 秋葉原パーツ館がAMD CPUの価格を変更。全体的に大きく値上がり。人気のRyzen 7 7800X3Dは在庫切れですが、先週末と比べると価格が55,480円→76,800円と2万円以上の値上がり。大手PCパーツショップの場合、セール品以外のCPU価格は、ほぼ同じになることが多いため、今後他店も同様の価格になる可能性がありそうです。

8月1日(木)の価格
7月26日(金)の価格