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SFC向けアダルトゲームの“偽物”を公式販売、ゲーム開発者の許可を得た「偽瞳認定証」付き

SM調教師瞳 番外編 2 まきのラブラブパニックの“偽物”

 任天堂非公認のSFC用アダルトゲームとして知られる「SM調教師瞳」シリーズの“偽物”の取り扱いを、家電のケンちゃんが開始している。

瞳シリーズの“偽物”

 「当時の開発者の許可を頂いて輸入した」(同)という“偽物の公式販売”で、購入者には「偽瞳認定証」(通しナンバーのシリアル入り)を配布している。なお、「販売価格の一部はライセンスフィーとして開発者に支払っている」(同)とのこと。

 取り扱っているタイトルは「SM調教師瞳 VOL.2」「SM調教師瞳 VOL.2 Remix」「SM調教師瞳 VOL.3」「SM調教師瞳 番外編」「SM調教師瞳 番外編 2 まきのラブラブパニック」。価格は各4,980円で、18歳未満の人は購入不可。なお、第1作目は「プログラマーが違うため、販売できない」(同)そうだ。

偽瞳認定証

 販売を開始した家電のケンちゃんの店長 原田氏は、当時「SM調教師瞳」シリーズの製作に携わっており、過去には同人誌で当時のエピソードを披露しているほか、自身のXアカウントでも「SM調教師 瞳の作りかた」というポストを行っている。

店頭で展示している瞳シリーズの“偽物”
SM調教師瞳 VOL.2 Remix(同人誌「アキバと電子工作について語ってみた本 『兎の瞳+』より)

 “偽物の公式販売”を開始した理由について原田氏は、「一部の中古ショップが偽物の瞳を高値で販売している事があり、開発者含めて怒りを感じているため」「偽物の瞳を“偽物です”と表記して4,000~5,000円で売る分には怒らない。開発者も同じ考え」とコメントしている。

 なお、「当たり前だが、ゲームソフトのコピー品は決して許されるものではない」ともコメントしており、今回は原田氏が実際に瞳シリーズの製作に関わり、開発者も販売を許可しているから行っているとのこと。

 今回入荷分は28日(金)時点で売り切れているが、「今後も継続して販売する予定」(同店)と案内している。

[取材協力:家電のケンちゃん]