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NZXTのピラーレスケース「H9 Flow」がリニューアル、計6モデル
2025年5月30日 08:30
優れた拡張性と強力なエアフローを実現したというピラーレスPCケース「H9 Flow」シリーズがNZXTから発売された。ラインアップは、「H9 Flow」、「H9 Flow RGB」、「H9 Flow RGB+」の計3モデルで、各種本体カラーはブラックとホワイトが用意されている。
価格は「H9 Flow」が27,980円、「H9 Flow RGB」が29,780円、「H9 Flow RGB+」が43,780円。
デュアルチャンバー構造を採用したピラーレスPCケース
H9 Flowは、幅315mm×奥行き 481mm×高さ506mmのピラーレスPCケース。2023年に発売されたH9 Flowシリーズの後継モデルとされており、420mmラジエータ×2への対応で拡張性の幅を広げ、さらにエアフロー性能を従来モデルよりも大幅に向上することで冷却性能も高めたという。
従来は右側面に搭載していた3連ファンを本体右角に斜めに配置することで、エアフロー性能を大幅に向上したとしている。また、後部を除く上部と下部、右前部にそれぞれ140mmファンを3つずつ搭載できるようにしたとのこと。
各モデルの違いは標準で搭載する冷却ファン数などの違い。「H9 Flow」では前面右にF140Q Case Versionを3基、背面にF120Q Case Versionを1基搭載。「H9 Flow RGB」では前面右に140mmファンが3つ連結したF420 RGB Coreを1基、背面にF120Q Case Versionを1基搭載。「H9 Flow RGB+」では前面右と底面にF420 RGB Coreを各1基、背面にF120 RGB Case Versionを1基搭載するほか、コントロールハブが付属する。
上記以外の主な仕様は共通で、対応マザーボードがE-ATX(最大277mm)、ATX、microATX、Mini-ITX。ASUS・MSI製の背面コネクタ設計のマザーボードもサポートしている。ドライブベイは3.5/2.5インチ共用×2、2.5インチ×4。拡張スロット数は7。
搭載可能ファン数は、上面と前面右が120mm/140mm×3、底面が120mm/140mm×3、背面が120mm×1。ラジエーターも搭載可能で、上面と前面右が最大420mm、底面が最大360mm、背面が120mmまで。
上記以外の搭載可能なPCパーツのサイズは、CPUクーラーが全高165mm、電源が最大200mm(ATX)、ビデオカードが前面右に厚さ56mm未満のファン搭載時:最大459mm(前面右に厚さ56mmの水冷一体型CPUクーラー搭載時:最大410mm)。
[取材協力:ツクモパソコン本店とTSUKUMO eX.とパソコン工房 秋葉原パーツ館]