大規模AIプロジェクト向けGPU「Radeon AI PRO R9700」が各社から登場

「SAPPHIRE AMD Radeon AI PRO R9700 32GB GDDR6 LITE（32358-01-20G）」

　「RDNA 4」を採用したワークステーション向けGPU「AMD Radeon AI PRO R9700」が登場。28日（火）11:00にASRock、GIGABYTE、SAPPHIRE、XFXの各社モデルが販売解禁となった。

　28日（火）時点で店頭入荷を確認したのはASRockとSAPPHIRE製品。XFX製品はGOPPA公式ECサイトなどで販売中。このほか、PowerColor製品が31日（金）に発売予定。

最先端のAI演算性能と大容量ビデオメモリを備えたプロフェッショナル向けビデオカード

　AMD Radeon AI PRO R9700は10月24日（金）付で発表されたワークステーション向けGPU。AMD RDNA 4アーキテクチャを採用し、ローカルワークステーションでの中～大規模AIモデルの実行を可能とする。

「AMD Radeon AI PRO R9700 Creator 32GB（R9700 CT 32G）」

「Radeon AI PRO R9700 AI TOP 32G（GV-R9700AI TOP-32GD）」

　また、開発者がAIアプリケーションをAMD GPUで最適化できるようにするAMD ROCmソフトウェアをサポートする。これにより、大規模言語モデルやディフュージョンモデルなどのワークフローを高速化し、データセンター並みの効率性をデスクトップ環境にもたらすとしている。

「PowerColor Radeon AI PRO R9700（AI PRO R9700 32G-B）」

「XFX AMD Radeon AI PRO R9700（RX-97XPROAIY）」

　主な仕様は、ストリーミングプロセッサ数が4096、演算ユニット数が64、搭載メモリはGDDR6 32GB（256bit）、ピークメモリ帯域幅が640GB/s、レイアクセラレータ数が64、AIアクセラレータ数が128、総ボード電源 (TBP)が300W、電源の推奨最低要件が750W、電源コネクタが12V-2x6、ディスプレイコネクタはDisplayPort 2.1a。

[取材協力:ツクモパソコン本店とパソコンショップ アークとパソコン工房 秋葉原パーツ館とオリオスペック]