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Radeon HD 7790ビデオカードが6種類発売、UEFI対応も
一部はOC仕様
(2013/4/5 22:01)
(4/6 19:58更新)GIGABYTE製品が発売。各製品の動作クロックについて追記。
新設計のダイを採用したというGCNアーキテクチャの新たなミドルレンジGPU「Radeon HD 7790」を搭載したビデオカードが6社から発売された。
いずれもビデオメモリ1GBの製品だが、搭載クーラーは様々。また、「UEFI搭載」をうたう製品も見られる。
実売価格は16,000~18,000円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)
HD 7850とHD 7770 GHz Editionの中間モデル
Radeon HD 7790は、HD 7850の下位、HD 7770 GHz Editionの上位となるGPU。
Graphics Core Nextアーキテキチャを採用する点や、製造プロセスが28nmである点などは既存のHD 7000ファミリと変わらないが、AMDは「新設計のグラフィックスチップを採用した」と説明、ダイサイズもHD 7850とHD 7770 GHz Editionの中間という。
主なスペックはSP数896、テクスチャユニット数56、ROP数16、対応メモリがGDDR5 1GB(128bit)、クロックがコア1,000MHz、メモリ1,500MHz(データレート6,000MHz)。公称の浮動小数点数演算性能(単精度)は1.79TFLOPs。CrossFireにも対応する。外部電源端子は6ピン×1で、必要な電源容量は500W以上としている。
各社が独自のクーラーを搭載
発売された製品は、MSI、HIS、玄人志向、VTX3D、Club3D、GIGABYTEの各製品。
ビデオメモリはいずれも1GBで、パッケージ等から見る限り、クーラー形状は玄人志向、VTX3D、Club3Dのクーラーは似たような形状で、HISとMSI、GIGABYTEはそれぞれ他社とは違うもの。
また、一部はコアクロックを向上させたオーバークロックモデル。GIGABYTE製品は1,075MHz、MSI製品は1,050MHz、玄人志向製品とClub3D製品、VTX3D製品は1,030MHzと告知されている。
このほか、玄人志向やVTX3Dは「UEFI搭載」をアピール。Windows 8の高速起動機能「Fast Boot」を利用できるという。
[撮影協力:TSUKUMO eX.とツクモパソコン本店とパソコンショップ アークとドスパラパーツ館とZOA 秋葉原本店]