ニュース
Firefox OSを搭載したスマートフォンが初登場
(2013/7/25 21:05)
「Firefox OS」を搭載したスマートフォンが初登場、スペイン Geeksphoneの「Keon」がイオシス アキバ中央通店で販売中だ。海外版SIMロックフリー端末の中古品で、実売価格は29,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
Mozillaが開発したスマートフォン向けOS
Firefox OSは、Webブラウザ「Firefox」やメーラー「Thunderbird」の開発元として知られるMozillaが開発したスマートフォン向けOS。
2011年の開発当初は「Boot 2 Gecko」という名称で、2012年7月に「Firefox OS」へ変更。2013年初頭にも初の搭載端末が発売されるとしていたが、それから半年ほど遅れてのデビューとなった。
OSには「Social」「Photos」「Music」「Maps」「Messages」といった基本的なアプリが搭載。マーケットプラットフォーム・アプリの「Firefox Marketplace」も用意されており、HTML5ベースのアプリを開発者が提供したり、ユーザーが入手したりできる。
開発者向けのスマートフォン「Keon」
販売を確認したKeonは、Geeksphoneが開発者向けに提供しているというFirefox OS搭載スマートフォン。
ディスプレイの手前にタッチ式のボタンを備えるという構成は一般的なスマートフォンと変わらないが、そのボタンは一つだけで、動作させるアプリによって、異なる機能ボタンが画面内の下端に表示されるというインターフェイスだ。
搭載プロセッサはQualcomm Snapdragon S1 7225AB(クロック1GHz)。メモリ容量は512MB、ストレージ容量は4GB。ディスプレイサイズは3.5インチでマルチタッチ対応、解像度はHVGAとされている。
主な搭載機能は無線LAN(IEEE 802.11n)、リアカメラ(3メガピクセル)、microSDカードスロット、GPS、Micro USB。センサーは光、近接、加速度を備える。バッテリー容量は1,580mAh。
対応通信規格はUMTS 850/1,900/2,100MHz、GSM 850/900/1,800/1,900MHz。
[撮影協力:イオシス アキバ中央通店]