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約7万円、激安の3Dプリンタが店頭デモ、予約も受付中
「自作」扱いの半完成品、自分でパーツ交換も?
(2013/7/25 22:54)
(7/26 23:09更新)動画を追加。
実売価格69,800円という激安の個人向けの3Dプリンタ「3D PRINTER REPRAP MENDEL Evolution」の店頭デモがオリオスペックで開始、予約受付も始まった。
同店が予約を受け付けているのは本体(予価69,800円)と、ホワイト/レッド/ブルー/グリーン/イエローのフィラメント(プリント用のABS樹脂)(1kg/予価各4,980円)で、いずれも8月中旬入荷予定。
個人向け3Dプリンタは10~40万円程度の製品が多く、「約7万円」は破格の値段。価格の安さもあり、「制作物の質を求める」には向かなそうだが、3Dプリンタという先端技術を手近に楽しむには良さそう。
プリンタ自体が半完成品(後述)ということもあり、まさに「製作過程を楽しむデバイス」と言えそうだ。
半完成品の3Dプリンタヘッドやモーターなどもカスタマイズ可
この製品は、RepRap.orgプロジェクトで開発されたオープンソースハードウェアの3Dプリンタ。組み上がった状態で出荷されるものの、「使用するには微調整やメンテナンスが必要」(ショップ)とされ、実質的には半完成品といえる。
実際、オリオスペックで動作させるにも様々な工夫が必要だったそうで、ヘッドの高さやベルトの締め具合、フレームの組み方、エアコンの風など、色々なポイントがあったとか。様々な試行錯誤の結果、「サンプルを制作するときはまわりをダンボールで囲って作成した」とのこと。
なお、店頭デモは不定期に行われているが、スタッフに声をかければ動作しているところを見せることもできるそう。
また、入荷予定があるのは先述の本体とフィラメントだが、この製品は「RepRap対応パーツであればパーツを組み替えることもできる」(ショップ)のもメリット。例えばヘッドやモーター、ノズルを交換することもできるそうで、カスタマイズ次第で機能や性能を様々に変更できるよう。同店ではこうしたパーツの取り扱いも検討中。
※Youtubeで動画を視聴したい方はこちら
[撮影協力:オリオスペック]