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「マニアによるマニアのため」の大型PCケースがPhanteksから発売

12cmファン最大16基、ラジエーター5基が搭載可能

Enthoo Primo

 大型フィンを用いたハイエンドのCPUクーラー製品で知られるPhanteksから自作PCマニア向けの大型PCケースが登場、「Enthoo Primo(PH-ES813P_BL)」が国内代理店のアイティーシーから発売された。

 実売価格は34,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)で、電源は非搭載。このクラスの製品としては比較的安価な点も魅力だ。

12cmファン×最大16基、ラジエーター5基、電源2基などが搭載可能

マニアのためのフルタワーケース
前面扉を開けた状態
側面の様子
側面の様子
コネクタ類
上部の様子
背面の様子
一般的なATXケースとの比較

 Enthoo Primoは、本体サイズが幅250×高さ650×奥行き600mmというフルタワーケース。ラジエーター5基、電源2基などが内蔵できるという高い収納力を持ち、まさに「マニアのマニアによるマニアのためのフルタワーケース」(店頭POP)と言える製品だ。

 搭載可能なラジエーターの台数は、120mmフォームファクタの場合で5基(前面、上面、側面、背面、底面)、140mmフォームファクタの場合で3基(上面、背面、底面)とされている。

 ケースファンも大量に搭載が可能。120mmファンを用いた場合は、前面×2、上面×4、側面×2、背面×2、底面×4、HDD部×2の計16基が搭載できる。標準搭載のケースファンは140mmサイズで、前面×2、上面×1、背面×1、底面×1が搭載済み。最大で10基搭載できる。

 対応ビデオカードサイズもオーバースペックと言えるもので、リザーバーブラケット非搭載時で350mmまで、HDDケージを取り外した場合で515mmまで対応するという。ちなみに、最新のGeForce GTX 780 TiやRadeon R9 290Xを搭載したビデオカードの長さは270~280mm前後。

 搭載可能なドライブ機器の最大数は5インチ×5、3.5インチHDD×6、2.5インチHDD×12。拡張スロットは8基備える。

前面右には光るラインがついている

[撮影協力:ツクモパソコン本店オリオスペックツクモeX.パソコン館]

Phanteks Enthoo Primo