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MSIがイベント実施、AMD「Mantleで向上する性能は1桁%じゃない」
MSIは独自クーラーのR9 290Xを初披露
(2013/12/15 00:59)
MSIのイベント「MSI冬の新製品特別セッション in Akiba」が14日(土)に開催、MSIとAMDのセッションが開催された。
セッションではMSIがMini-ITXでのゲーム環境を、AMDがGPUとAPUをアピール。特にAMDは「Mantleで向上する性能はたった1桁(%)じゃない」「未来を語れるのはAMDだけ」と強いアピールを行った。
独自クーラーのRadeon R9 290Xカードを初披露「ファン」のアピールも
まず、MSIがアピールしたのはオリジナルクーラー/OC仕様のRadeon R9 290Xビデオカード「R9 290X Twin Frozer 4S OC」。
本邦初披露という製品で、「できれば年内に発売したい」(同社)という。価格はおおむね8万円程度になるとか。
ちなみにこの製品、クーラー名こそ「Twin Frozr 4S」だが、これまでの同クーラーとは実質的に別構造。「むしろ(上位の)Lightningに近い構造」(同社)と説明していた。
また、これ以外でアピールされたのは本日発売のゲーム向けMini-ITXマザーボード「Z87I GAMING AC」と、長さ17cmの小型ビデオカード「N760 2GD5/OC ITX」(発売済み)。
特にこだわりが語られたのはファンの部分。軸流ファンと放射ファンの違いや、両者の特徴を組み合わせたという独自ファン「RADAX」の特性などを詳細に解説。
より低い消費電力で、より高い冷却能力、低いノイズを実現したことを他社比較を含めて語った。
AMDはMantleをアピール「Mantleで向上する性能はたった1桁(%)じゃない」
一方、「緊急参戦」というかたちで登場したAMDは、Play Station 4とXbox Oneの双方に「GCNアーキテクチャ」採用されたことを強調。「これからのゲームはGCNに最適化されるのでは?」という見通しを披露した。
そのうえで、同社が展開する独自API「Mantle」の優位性をアピール。具体的な性能指標がなかなか公表されない同APIだが、今回のイベントでは、「(性能向上は)たった数%ではない」「1桁(パーセント)ではない」と公表、「少なくとも10%以上性能が向上する」とも取れる発言を行った。
APUについても「最新ドライバで約10%も性能が上がる」「A10は、どのCore i5よりもハイパフォーマンスで、どのCore i5よりも安い」「A8は、どのCore i3よりもハイパフォーマンスで、どのCore i3よりも安い」と説明、GPU/APUともにライバルに勝てる自信をのぞかせた。