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玄人志向がイベント実施、来年の新製品などを展示

「Windowsから電圧を変更できる電源」「2TBも可能(?)な2.5"SSD基板」など

 玄人志向の年末イベント「玄人志向大感謝祭」が21日(土)に開催された。会場は秋葉原UDX 4FのUDXギャラリー。

 イベントでは、Windows上から電圧を変更できる電源やオペアンプを交換できるヘッドフォンアンプなど、同社が来年に発売する予定の新製品が複数展示されたほか、AMDやNVIDIA、GIGABYTE、WesternDigital、そしてもちろん玄人志向がセッションを実施、アピールを行った。

 セッションでは、同社の開発者でもある「謎のサングラス男」や「改造バカ」こと高橋敏也氏、そしてパソコンアイドル「ぴよひな」さんも登場した。

「Windowsから電圧を変更できる電源」などを展示

 展示された新製品のうち、サングラス男も開発にかかわっているという電源関係を紹介しよう。

 まず、「来年発売予定」として展示されていたのが、Windows上から電圧を調整できるATX電源。

 会場では動作デモ機が置かれており、電圧調整用のソフトも動作。3.3V/5V/12V/FAN1/FAN2がそれぞれ調整できる様子が示されていた。ちなみに、「ご意見はお近くのサングラス男まで」だそう。

 また、同社が最近発売した80 PLUS Platinum電源もデモ。「Haswell対応」に注力した製品で、低負荷時の消費電力が低いのがウリ。ちなみに同社は、「80 PLUSの規定以上に低負荷時の電力効率を求めていく」そうで、来年はそうした製品も予定しているという。

2枚のmSATA-SSDを1枚の2.5インチSSDに

 また、ストレージ関係では、2枚のmSATA-SSDを2.5インチSSDとして使えるアダプタ「KRHK-mSATAX2/S7」が展示されていた。

 2枚のSSDはRAID 0や1、JBOD、あるいは個別ドライブとして利用できるそう。玄人志向によると、「検証はしていないが、規格上は、1TB SSD×2枚という使い方もできる」という。6Gbps対応で、来年1月発売予定。

 このほか、マザーボードのmSATAコネクタをSATAポートに変換する「KRHK-mSATA/S」や、PCI Express x1スロットにSATA×3ポート+mSATAスロットを増設できる「SATA3RI3+mSATA-PCIe」を展示。これらも来年1月発売予定とされた。

オペアンプ交換できるヘッドフォンアンプ玄人志向初の「サポート付き」も

 このほか、オペアンプが交換できるヘッドフォンアンプも「来年夏の発売」として展示。

 会場では据え置きタイプとポータブルタイプの2種類が展示されており、対応するオペアンプも多数用意されていた。ちなみにこれのご意見も「お近くのサングラス男まで」だとか。

 また、新しい動きとしては、玄人志向ブランド初の「サポートつき製品」が来年春ごろに登場予定。サポートはメールのみで、「これから玄人を目指す方に」というスローガンがうたわれている。

 第一弾として予定されているのはSATA-HDDをUSB 3.0で外付けするケースで、その後も同様の「サポート付きシリーズ」が検討されているという。

各社のブース/セッションなど

 そのほか、会場では様々なステージやメーカーブースが用意されていた。主なものを紹介しよう。

ExpressでないPCIのビデオカード。「玄人ならまだあります!」とアピール
WesternDigitalのブースでは「カウガール」がHDDをアピール
AMDは「紳士」こと森本氏が登場、メインはMantle。かなり力が入っていた
パソコンアイドル「ぴよひな」さんも登場
日本GIGABYTEはG1 Sniperシリーズを紹介。
会場に貼られていた玄人志向の年表。長い…
NVIDIAは、クリスマスツリー氏(?)が登壇。「ゲームにはGeForce」をアピール。
シュール…
「改造バカ」とサングラス男のツーショット
こちらはクリスマスツリー氏と司会のサンタ。
最後に行われた座談会。サングラス男が真面目な「地」で回答していた
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