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上級者向け?パーツ交換可能な一体型水冷キットが登場

銅製ラジエーター採用、COOLER MASTER製

 ラジエーターも銅製というオールインワンタイプのCOOLER MASTER製水冷CPUクーラー「Eisberg」シリーズが発売された。メンテナンスフリーだが、ショップによればユーザーがパーツ交換などを行なうことも可能という。

 ラインナップは、120mmモデル(120mmファン×1)の「Eisberg 120L Prestige(RL-EB12-16FK-R1)」と、240mmモデル(120mmファン×2)の「Eisberg 240L Prestige(RL-EB24-16FK-R1)」の2種類で、実売価格は順に23,980円、25,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

アルミニウム製ラジエーターよりも高い放熱性能、腐食による性能低下も抑制

 Eisbergは、ラジエーターやポンプ搭載冷却ヘッドなどのパーツがセットになったオールインワンタイプの水冷CPUクーラー。

 冷却ヘッドだけではなくラジエーターも銅製なのが特徴で、同社によれば、熱伝導率が高い銅を採用することで、アルミニウム製ラジエーターより高い放熱性能を実現したほか、腐食による性能低下も抑制、長期間の性能維持を可能にしたという。

 また、冷却ヘッドには、微細な加工を施すことで広い表面積を確保したというマイクロチャンネル熱交換器が採用。これにより、冷却ヘッドから冷却液への熱移動の効率が高まり、冷却性能が向上したとしている。

 さらに、冷却ヘッドには最適な水流を生み出すという「Jet Stream」技術も採用されている。溝を刻んだプレートが熱交換器に被せられており、冷却液がプレートの溝に沿って最適な圧力と速度で流れることで、効率よく熱を伝えるという。

 このほか、「ユーザーが冷却液やチューブを交換するといったメンテナンスが可能」(複数のショップ)とされているのも特徴。

 ただし、マニュアルでは「ヒューマンエラーによる冷却液漏れや損傷などは保証の対象外となる」とされているので注意が必要。また、ユーザーがメンテナンスを行なった場合に、保証内容が変化するかどうかなどは不明。

 なお、製品はメンテナンスフリーとされており、冷却液もあらかじめ封入されている。

 対応CPUはLGA2011/1366/1156/1155/1150/775、Socket FM2/FM1/AM3+/AM3/AM2+/AM2。ラジエーターサイズは、120mmモデルが156×124×30mm、240mmモデルが280×124×30mm。冷却ファンは120mmサイズで、ファン回転数は1,600rpm、ノイズレベルは20.5dB。

[撮影協力:ツクモパソコン本店ツクモeX.パソコン館]

COOLER MASTER Eisberg 120L Prestige