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実売260万円のHuawei製SSDがデモ開始、サーバー向け
最大速度はリード3.2GB/s、ライト2.8GB/s
(2014/6/4 17:30)
2.4TBモデルで実売260万円というHuaweiのエンタープライズ向けPCIe SSD「Tecal ES3000」の販売がドスパラパーツ館で始まった。動作デモも始まっている。
容量のラインナップは800GB、1.2TB、2.4TBの3種類で、店頭価格(税抜き)は833,000円~2,424,000円(税込価格は89,9640円~2,617,920円)。店頭では在庫せず、受注販売のみ行なうとしている。納期は2週間ほど。
PCIe 2.0 x8接続の拡張カード型SSD、最大速度はリード3.2GB/s、ライト2.8GB/s
モバイルルータなどの通信機器でお馴染みの同社だが、今回の製品はクラウドコンピューティング・データセンター用途向けとされたPCIe 2.0 x8接続の拡張カード型SSD。
最大転送速度がリード3.2GB/s、ライト2.8GB/s、レイテンシがリード49μs、ライト8μsといった性能を公称するほか、電源ダウンからの保護、ECC/RAID 5による二重エラー検出など、信頼性を向上させる機能も備えるとしている。また、ネットワーク管理プロトコルのSNMPをサポートする。
各容量の公称性能(最大リード・ライト、最大ランダム4KBリード・ライト)は、800GBモデルが2.2GB/s・1.2GB/s、570,000IOPS・600,000IOPS、1.2TBモデルが3.2GB/s・1.8GB/s、760,000IOPS・770,000IOPS、2.4TBモデルが3.2GB/s・2.8GB/s、760,000IOPS・770,000IOPS。
採用NANDフラッシュはMLCタイプ。コントローラは同社製FPGAで、800GBモデルでは1基、1.2TB/2.4TBモデルでは3基、それぞれ搭載するという。カードは幅がフルサイズ(非LowProfile)で、長さを抑えたハーフレングスタイプとされている。冷却システムはファンレス。
[撮影協力:ドスパラパーツ館]