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Intelの本命CPU「Devil's Canyon」がついに発売
Core i7-4790Kは4コア全てが4GHz動作、殻割り比較も
(2014/6/26 11:55)
(6/26 20:07更新)殻割りCPUとCPUクーラーの写真を追加。
「Devil's Canyon」ことクロック倍率がアンロックされたCoreシリーズの新モデルがついに登場、4コア/8スレッドのCore i7-4790Kと4コア/4スレッドのCore i5-4690Kが発売された。店頭価格はCore i7-4790Kが税込38,400~39,400円前後、Core i5-4690Kが税込26,800~27,300円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
上位のCore i7-4790Kは定格の動作クロックがついに4GHzの大台に到達、Intel製CPUとしては初めて4コア全てが4GHzで動作するモデルという点も大きな特徴だ。
なお、BUY MORE秋葉原本店では早くもCore i7-4790Kの殻割りを実施、Core i7-4770Kとの殻割り比較を行っている。
Core i7-4790Kは4コア全てが4GHzで動作するIntel初のCPU
「Devil's Canyon」の開発コードで呼ばれるCore i7-4790KとCore i5-4690Kは、5月中旬に登場したHaswell Refreshなどと同じ第4世代のCoreシリーズCPU。ユーザーがクロック倍率を変更できる、型番末尾が「K」のモデルだ。
注目されるのは、いわゆる“グリス問題”が改善されている点。Ivy Bridge以降のCPUでは、CPUコアとヒートスプレッダとを接着する素材「TIM(Thermal Interface Material)」に、熱伝導率の低いグリスが使われていたが、Devil's Canyonでは効率の良い次世代ポリマーTIMへ変更したという。さらに、キャパシタの増加による電源供給の安定化も図られており、これまでよりもオーバークロック耐性が向上しているという。
実際、OVERCLOCK WORKSがオーバークロック耐性についてテストしたところ、Core i7-4790K、ASUS MAXIMUS VII RANGER(マザーボード)、サイズ 虎徹(CPUクーラー)、G.Skill F3-2800C12D-16GTXDG(メモリ)という構成で、5.15GHz(目視で5.2GHz)を達成したとのこと(アイドル時の温度は37度)。ただし、「この環境だとスーパーπなら5GHzで動作するが、8スレッドを負荷率100%で動作させるのは厳しい」(同店)という。
Core i7-4790Kの主なスペックは、クロックが通常4GHz、ターボ時4.4GHz、キャッシュ容量8MB、TDP 88W。
Core i5-4690Kの主なスペックは、クロックが通常3.5GHz、ターボ時3.9GHz、キャッシュ容量6MB、TDP 88W。
なお、一部ショップではDevil's Canyonの発売にあわせて、5月にアナウンスされたIntelの公式ファンクラブ「Intel Club Extreme」の店頭告知が開始。Core i7-4790KまたはCore i5-4690Kの購入者には、同サイトで特典が入手できる「特典引き換えシリアルカード」をプレゼント中。
[撮影協力:BUY MORE秋葉原本店とツクモパソコン本店とツクモeX.パソコン館とソフマップ 秋葉原 リユース総合館とドスパラパーツ館]