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AMD FreeSync対応の29型ゲーミング液晶がLGから登場
アスペクト比21:9の29UM67-P、実売5.5万円
(2015/4/1 22:55)
AMDのティアリング防止技術「FreeSync」に対応したディスプレイが初登場、LG Electronicsの「29UM67-P」が発売された。店頭価格は税込55,500円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
実機の展示を行っているツクモパソコン本店によると、近日中にFreeSyncのデモを開始する予定としている。
29インチの非光沢AH-IPSパネルを採用したゲーム向けの液晶ディスプレイ
29UM67-Pは、29インチの非光沢AH-IPSパネルを採用したゲーム向けの液晶ディスプレイ。フルHDより横長の、アスペクト比21:9のディスプレイで、解像度は2,560×1,080ドット。
AMDが提唱するティアリング防止技術であるFreeSyncに対応するのが特徴。FreeSyncでは、GPUの出力とディスプレイのリフレッシュレートとを同期させることにより、ゲーム中などに横方向のノイズが見える現象「ティアリング」を防止する。
似た技術としてはNVIDIAのG-SYNCがあるが、AMDはFreeSyncについて「高価な独自ハードウェア、ロイヤルティ、ライセンス費用が不要」などとアピールしており、また標準化団体であるVESAによって「Adaptive-Sync」として規格化(DisplayPort 1.2aに追加)されている。
このため、G-SYNCに比べ、多くのメーカーから対応ディスプレイが発売される見込みで、LG ElectronicsのほかAcer、BenQ、SAMSUNGなどが製品の発売を予定している。
FreeSyncを有効にするには対応したビデオカードまたはAPUも必要。現時点の対応GPUは、Radeon R9/R7の一部と、AMD A10/A8/A6シリーズの現行モデル。なお、対応GPUやディスプレイの詳細は、FreeSyncのWebサイトに掲載されている。
29UM67-Pの液晶パネルのスペックは、視野角が水平/垂直とも178度、輝度が300cd/平方メートル(標準値)、コントラスト比が通常1,000:1、最大1百万:1、応答時間が5ms。
本体サイズは幅703×奥行き181×高さ418mm、重量は6.2kg(いずれもスタンドを含む)。映像端子はDisplayPort×1、HDMI×2、DVI-D×1。ステレオスピーカー(5W+5W)を備える。
なお、このほか34インチモデル「34UM67-P」が用意されており、4月下旬に発売される予定。
[撮影協力:ツクモパソコン本店]