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高橋名人がイベントで「ダライアスバースト」の4人プレイに挑戦!
新型APU搭載PCでつくる女と協力プレイ text by 関根慎一
(2016/3/16 11:30)
ツクモと女性クリエイターグループ「つくる女」によるニコ生イベント第20弾「高橋名人降臨!AMD最新APUでダライアスしちゃうじょ!?」が3月12日(土)に開催された。会場はツクモパソコン本店4階。
元ハドソンの宣伝部長で、現在は自ら立ち上げた株式会社ドキドキグルーヴワークスを率いる高橋名人をゲストに迎え、AMD製の最新APUとビデオカードを使って、シューティングゲームタイトル「ダライアスバースト クロニクルセイバーズ」を遊ぶ趣旨のイベント。
3月18日に発売予定の「A10-7890K」と、MSI製「Radeon R9 380」を搭載したPCを使って来場者も巻き込んだ4人プレイを楽しんだほか、高橋名人が壇上でAPUとビデオカードを載せ替えるシーンも見られた。
昭和世代には「16連射」でおなじみの高橋名人が来場するとあってか、会場は満員御礼の大盛況。入場も整理券制だった。イベントの様子はニコニコ生放送でも配信され、3月18日までタイムシフト視聴できる。
ダライアスバースト クロニクルセイバーズ(以下CS)は、アーケードやコンシューマ機に移植されたものを含む20以上の作品を収録したタイトルで、2016年1月に発売された。
CSの特徴は、32:9に及ぶ超横長解像度表示への対応。ダライアスといえばアーケード版稼働当時、3画面が横に継ぎ目なく並んだ幅広の筐体が話題になった作品であり、この仕様は当時の画面を現代に再現したものだ。CSならではの機能として、ローカルのみではあるが、4人同時協力プレイも楽しめる(PS Vita版は除く)。
高橋名人はまず、ダライアスシリーズの歴史を解説。アーケード版の稼働当時に横長3画面がプレイヤーに与えたインパクトを語るとともに、4人協力プレイの楽しさを紹介した。
「シューティングゲームをプレイしていると集中して無口になってしまいがちですが、ダライアスはいわゆる"弾幕系"ではないので、ある程度余裕を持ってプレイできるはずです。4人でプレイすると、出してる弾の区別がつかなくなったり、それぞれなんとなく受け持った画面の担当領域が崩壊したりと、ローカルだけの協力プレイということもあり、ワイワイ遊べて楽しいですよ」
また、合わせてシューティングゲームの歴史についても言及。1962年の「スペースウォー!」から「コンピュータースペース」、「PONG」、「ブロック崩し」へと続いていくシューティングゲームの進化について話した。
「PONGはテニスがモチーフだったので、画面左右の板を動かして玉を弾き合う2人用のゲームでした。これを1人用にすると、画面が縦になって上にブロックが並びました。壁当てするだけじゃつまらないですからね。そのブロックがこちらへ攻撃するようになってきたのが『スペースインベーダー』や『ギャラクシアン』です。ここから背景がスクロールできるようになると『ゼビウス』が出てきます。これを横視点にすると『グラディウス』になりますよね。いろんなゲーム会社がこぞってシューティングゲームに着手し、ゲーム性が急速に進化していったのが、ちょうど1980年代のことでした。ダライアスは、ちょうどその最中にあたる1986年に最初に稼働を開始したタイトルなのです」
この日CSを稼働していたPCの主なスペックは、APUが「A10-7890K」、マザーボードが「A88XM-E45 V2」、ビデオカードはMSI「R9 380 GAMING 4G」。コントローラーにはホリのアケコン「リアルアーケードPro.V HAYABUSA」および「同サイレント」。イベントの中では、自作PC経験のあるという高橋名人自らAPUとビデオカードを付け替える一幕もあった。