東芝からHDDの新モデルが複数登場したほか、限定特価で6TB HDDが9,500円割れを記録

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東芝初の16TBをはじめNAS向け・企業向けに新製品SeagateやWesternDigitalの6TBが一時大幅特価

　東芝初のNAS向け16TBモデル、「MN08ACA16T」が発売された。ディスク回転数7,200rpm、キャッシュメモリ 512MiBで、価格は税込59,800円。16TBはSeagate製の3機種が出回っているが、特価や在庫の有無により、今年に入ってからでも税込55,980円から税込71,500円まで激しく変動している。約6万円という東芝の価格は、16TBを選ぶ際の目安として分かりやすい。

　続いて、企業向けの「MG06ACA10TE」(10TB)、「MG06ACA800E」(8TB)、「MG04ACA600E」(6TB)が販売開始。突然の電源遮断時にデータを保護する「パーシステントライトキャッシュ」技術が特徴だ。ディスク回転数は7,200rpmで、キャッシュメモリは8～10TBが256MiB、6TBが128MiBとなっている。価格は10TBが税込28,380円、8TBが税込21,978円、6TBが税込18,678円。発売済みの「MG07ACA12TE」(12TB)は、前回比1,100円安の税込36,080円に下がった。

東芝のNAS向け16TBモデル「MN08ACA16T」

企業向けの「MG06ACA10TE」なども入荷

　監視システム向けのWesternDigital「WD Purple」には、14TBの「WD140PURZ」が出てきた。ディスク回転数は同シリーズの8～12TBと同じ7,200rpmで、キャッシュメモリが2倍の512MBに増量されている。価格は税込59,280円だ。

NAS向け「WD Red」の「WD101EFAX」(10TB)が税込26,980円

　また、NAS向け「WD Red」の「WD101EFAX」(10TB)が5,800円安の税込26,980円、「IronWolf Pro」の「ST6000NE0021」が5,000円安の税込19,800円、監視システム向け「SkyHawk」の「ST6000VX0023」(6TB)が8,360円安の税込13,178円など、大容量品を中心に大幅安が目立っている。

　デスクトップPC向けは、Seagate「ST6000DM003」が30円高の税込10,230円、WesternDigital「WD60EZAZ」が440円高の税込10,648円。一見ぱっとしないが、3月7日(土)には一部ショップの大幅特価により、「ST6000DM003」が税込9,438円(1GB単価1.57円)を記録している。6TBの1万円割れは昨年11月頃から何度かあったが、9,500円を切るのは珍しい。同日は「WD60EZAZ」も税込9,768円で特売されていた。

3月7日(土)にはSeagate「ST6000DM003」が税込9,438円で特売

同日にはWesternDigital「WD60EZAZ」も税込9,768円で特売

WesternDigitalの4TBは2月末から7,000円前後を付けている(写真は3月21日の価格)

　4TBもまた、3月7日(土)に「ST4000DM004」が税込6,358円(1GB単価1.59円)を記録。その後、21日(土)には「ST4000DM004」が税込7,450円、「WD40EZRZ」が税込6,908円となっており、Seagateが一瞬の安値だったのに対して、WDは2月末から7,000円前後を付けている。東芝「DT02ABA400」は302円安の税込7,678円だ。

　このほか、前回に引き続いてSSHDが特売され、3月7日(土)には2.5インチの「ST2000LX001」(2TB)が税込6,578円、「ST1000LX015」(1TB)が税込4,928円と大幅安。21日(土)時点でも、3.5インチの「ST1000DX002」(1TB)が税込4,980円など名残が見られる。