480GB SSDが特価で3,480円を記録、Crucialの1TB NVMe SSDが1万円割れに

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2.5インチ480GBが3,480円、NVMe 1TBが9,900円など大幅安Phison「PS5018-E18」採用の第2世代PCIe 4.0 SSDの新製品が増加

　3月20日(土)調査時、CFD販売「CG3VP」の480GBが税込3,480円(1GB単価7.3円)で特価販売され、2.5インチ500GBクラスの過去最安を記録。これはWesternDigital「WD Green」の480GBが今年1月に正月特価で税込3,740円(調査時点で品切れ)を記録した際よりも安価で、旧製品ながら飛び抜けた大幅安だ。

　さすがに3,000円台はそれだけで、今回は4,000円台も見当たらない。5,000円台はPlextor「M8VC Plus」512GBの税込5,258円、「WD Blue」500GBの税込5,368円と続き、どちらも通常より1,000～2,000円以上安い限定特価。Samsung「860 EVO」500GBも特価販売で税込5,770円とお買い得だが、「870 EVO」への移行により在庫ショップ数は減った。

　1TBクラスはやや値上がりして1万円以下の製品が消え、ショップ最安品の平均が407円(4.0％)上昇。最安はHIDISC製960GBの税込10,180円(1GB単価10.6円)で、「WD Blue」が特価販売で1,540円安の税込10,208円、「860 EVO」1TBとTEAM製960GBが税込10,480円など。Crucial「MX500」1TBも一時10,428円(税込)を付けていた。500GB、1TBとも、元から廉価な製品だけでなく、大手の人気モデルにも大幅特価が見られるのは嬉しい。

　2TBクラスは、2月上旬から3月上旬にかけて、ADATA「SU650」1.92TBが税込18,480円(1GB単価9.6円)を付けていた。今年1月の正月特価で「WD Blue」2TBが税込13,398円(調査時点で品切れ)だったのをご記憶の向きもあろうが、それを除く在庫ありとしては過去最安。その後は安値品の品切れにより、20日(土)時点でSanDisk「SSD Plus」2TBが税込19,800円、「SU650」が税込19,987円などとなっている。「WD Blue」は税込24,178円で変わらず、「870 EVO」は1,800円安の税込25,480円だ。

3月20日(土)の特価ポップ

2月上旬から3月上旬にかけて、ADATA「SU650」1.92TBが税込18,480円を付けていた

Samsung 870 EVO 4TB

　4TBクラスには、Samsung「870 EVO」の4TBモデルが出回り始めた。Samsung製3bit MLC(TLC) V-NANDを採用し、最大データ転送速度はリード560MB/s、ライト530MB/s、耐久性は2,400TBWで、価格は税込52,980円。一方、4bit MLC(QLC) V-NAND採用の「870 QVO」4TBは、前回比2,819円安の税込43,980円に下がっている。

Crucial「P1」1TBが税込9,900円

　M.2/NVMeタイプは、Crucial「P1」1TBが3,080円安の税込9,900円(1GB単価9.9円)に下落。NVMe対応の1TBクラスで唯一、1万円以下で入手でき、調査時点では前述した2.5インチ製品より安価だ。このほか、CFD販売「EG1VNE」が1,400円安の税込11,580円、Crucial「P2」が11,680円と続き、「P5」も2,598円安の税込14,980円に下がった。

　PCIe 4.0対応モデルもまた、1TBクラスの値下がりが多い。ADATA「S50」が3,878円安の税込14,800円、CFD販売「PG3VND」が1,128円安の税込15,680円、「PG3VNF」も2,228円安の税込15,680円と、リード最大5,000MB/s級の製品が税込15,000円前後で手に入る。

　2TBクラスは、ADATA「SX8100」が税込24,280円(1GB単価11.9円)で出回り、20日(土)時点の最安。次点のWesternDigital「WD Blue SN550」の税込26,378円など、26,000円台が複数ある。PCIe 4.0対応品は、「PG3VND」が税込32,780円、「PG3VNF」が1,180円安の税込33,800円で、大半は4万円台だ。

PCIe 4.0対応のADATA「S50」1TBが税込14,800円

ADATA「SX8100」2TBが税込24,280円で出回り始める

　新製品としては、Corsair「MP600 PRO」が発売。コントローラにPhison PS5018-E18を採用し、最大データ転送速度がリード7,000MB/s、ライト5,500～6,550MB/sに達する、いわゆる第2世代のPCIe 4.0 SSDだ。耐久性は700～1,400TBW。価格は2TBが税込54,780円、1TBが税込29,260円となっている。

　GIGABYTEからもPhison PS5018-E18採用の「AORUS Gen4 7000s」が発売され、こちらもリード7,000MB/s、ライト5,500～6,850MB/sと超高速。耐久性700～1,400TBWで、2TBが税込57,200円、1TBが税込28,600円だ。

Corsair MP600 PRO

GIGABYTE AORUS Gen4 7000s

　ちょっと変わった製品なら、Corsairから「MP600 PRO Hydro X」が出ている。PCIe 4.0対応SSDに水冷キットを組み合わせた製品で、最大データ転送速度などは上述した「MP600 PRO」2TBと同じ。今回調査時は品切れだが、2月27日(土)時点の価格は税込55,000円だった。

　PCIe 3.0対応のSamsung「980」も3月中旬に発売。SSD本体にキャッシュメモリを搭載せず、PCのメモリを利用するHMB(Host Memory Buffer)技術の採用によって、低価格化を実現している。最大データ転送速度はリード2,900～3,500MB/s、ライト1,300～3,000MB/sで、耐久性は150～600TBWだ。

　最安価格は1TBが税込14,480円、500GBが税込7,980円、250GBが税込5,480円。キャッシュメモリを搭載する「970 EVO Plus」の250GB～1TB(リード3,500MB/s、ライト2,300～3,300MB/s、150～600TBW)と比べて、1TBは4,000円、500GBは3,399円、250GBは1,300円安くなっている。

MP600 PRO Hydro X

Samsung 980