Ryzen 5000がさらに下落しRyzen 9 5950Xは8万円割れ、大容量キャッシュのRyzen 7 5800X3Dなど新モデルも[相場調査 4月第5週号]

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大容量キャッシュ搭載の「Ryzen 7 5800X3D」などが発売、「Ryzen 9 5950X」が一層の値下げで8万円割れ

　Ryzen 500シリーズがさらに値下がり。「Ryzen 9 5950X」が6,000円安の79,800円、「5900X」も6,000円安の57,300円に下落。Ryzen 5000シリーズは3月から特売が続行中だが、これら上位2製品については、今回の値下げにより1月頃と比べて「5950X」が112,800円から33,000円安、「5900X」が76,800円から19,500円安となった。なお、5月29日(日)までの限定特価と値札に表示したショップもある。

　加えて、GPU搭載の「Ryzen 7 PRO 4750G」も29,800円に急落。一部ショップのみの特売だが、約4万円の製品が1万円以上(約25％)も下がったとは驚く。店頭で確認したのは16日だが、23日調査時にも在庫があった。

Ryzen 9 5950X/5900Xが一層の値下がり、前回から6,000円安

Ryzen 7 PRO 4750Gが一部ショップで大幅安の29,800円に

　AMDは値下がりだけでなく、新モデルも複数投入。Ryzen 5000シリーズに属する新製品、「Ryzen 7 5800X3D」が販売開始。「3D V-CACHE」の採用でL3キャッシュを96MB(5800X比3倍)に大幅増量し、ゲーム利用時の性能向上を図ったのが特徴だ。

　8コア16スレッド、標準クロック3.4GHz(最大4.5GHz)で、価格は65,300円。CPUクーラーは付属しない。4月22日(金)から出回り始めたが、23日(土)調査時の秋葉原では、既に品切れのショップが見られた。

　また、8コア16スレッドの「Ryzen 7 5700X」(標準3.4GHz/最大4.6GHz)と、6コア12スレッドの「Ryzen 5 5600」(3.5GHz/4.4GHz)および「Ryzen 5 5500」(3.6GHz/4.2GHz)も発売。L3キャッシュは「5700X」と「5600」が32MB、「5500」が16MBとなっている。

　価格(最安値)はそれぞれ42,799円、28,800円、23,300円。発売済みRyzen 5000の「隙間」を埋め、低価格方向へも拡充した新製品だ。

96MBの大容量キャッシュ「AMD 3D V-CACHE」搭載のRyzen 7 5800X3Dが新登場

Ryzen 7 5700XやRyzen 5 5500など、ラインナップの隙間を埋めるモデルも発売

　Intelは、第12世代Coreプロセッサーが1,000～2,000円程度の値上がり傾向。「Core i7-12700K」が1,000円高の53,980円、「12700」が1,000円高の44,980円、「Core i5-12600K」が1,000円高の38,980円、「12600」が2,000円高の31,980円などとなっている。