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チョイ古PCにも高速ネットワークを導入可能!2.5~10GbE対応のLANカード&USB-LANアダプターを11製品集めてみました

10GbE対応モデルも気付けば手の届く価格に text by 石川 ひさよし

本稿では、Amazon.co.jpや楽天で購入できるオススメ製品をテーマ別にまとめてお届けします。PCパーツからガジェット、生活に役立つ便利グッズまで、季節や世間の話題などを見ながら幅広く紹介するので、製品探しや買い物の参考にしてみてください。

 最近は、2.5Gbps、5Gbps、10Gbpsといった高速インターネット接続サービスが登場していますが、その速度を享受するには、経路を含め2.5/5/10Gbps以上に対応するネットワークで揃えなければなりません。

 最近のマザーボード(およびそれらを採用したPC)は高速な有線LANポートや無線LANアダプターを最初から搭載しているものも多いですが、ちょっと前の製品を使っている場合は、増設・換装などが視野に入ります。今回は特に有線接続にターゲットを絞り、比較的手頃な価格で入手できるLANカード、USB-LANアダプターを紹介します。特に、実績や信頼性を重視すべく、搭載チップを公表していて、かつ手頃な価格で扱いやすい11製品をピックアップしました。

PCI Express接続のLANカード

 LANカードは、デスクトップPCの拡張スロットに挿すことで高速LANを増設できるものです。LANカードを検討する際は、カードが採用しているPCI Expressの世代とレーン数を確認しましょう。10GbEは片方向10Gbpsなので、PCI Express 2.0や3.0では2レーン以上、4.0なら1レーンが必要となるので、使用するスロットには注意が必要です。

 10GbEチップの注目株はRealtek「RTL8127」シリーズです。これまでの10GbEチップは、本来サーバー・ワークステーション向けのものが多く、性能は高いものの、高価で発熱も大きい傾向にありました。そんななか、新たに登場したRTL8127は、10GbEをコンシューマー市場でも普及させる目的のチップという見方ができます。低消費電力、低発熱で、普通のPCでも扱いやすくなり、何より製品が1万円前後からあるので、「これなら普及価格帯」と言ってよいでしょう。

 一方、5GbEや2.5GbE対応の製品は、5,000円前後、3,000円前後になってきているため、10GbEよりもさらに導入しやすくなっています。

 Realtek「RTL8127AT」を採用する10GbE対応LANカードです。インターフェースはPCI Express 4.0 x1を採用しています。x2やx4ではなくx1で使えるところがポイントでしょう。

 Realtek「RTL8127AT」を採用する10GbE対応LANカードです。インターフェースはPCI Express 3.0 x2を採用しています。多少古いマザーボードでは、最下段スロットがPCI Express 3.0 x16形状(x4レーン)といったものが多かったので、そこに挿せるイメージです。

 Marvell「AQtion AQC113」を採用する10GbE対応LANカードです。AQtion AQC113は高性能10GbEチップ「AQtion AQC107」の省電力版です。AQC107から続くドライバ改良などもあり、比較的安定していると言われます。インターフェースはPCI Express 3.0 x4です。

 Marvell「AQtion AQC107S」を採用する10GbE対応LANカードです。1万円を切る価格で販売されており、低コストで10GbEを導入できるところが魅力です。AQC107の不安要素と言われる熱に対しては、大型ヒートシンクで対応しています。インターフェースはPCI Express 3.0 x4を採用。

 Realtek「RTL8126」を採用する5GbE対応LANカードです。意外と選択肢が少ない5GbE LANカードですが、本製品はインターフェースがPCI Express 3.0 x1と、古めのマザーボードでも使いやすいのが魅力です。

 Realtek「RTL8125BG」を採用する2.5GbE対応LANカードです。RTL8125BGは、元となるRTL8125Bに対して「DRAGON」と呼ばれる帯域制御ソフトウェアに対応したバージョンです。インターフェースはPCI Express 2.0 x1を採用しています。

 Realtek「RTL8125BG」を採用する2.5GbE対応LANカードです。インターフェースもPCI Express 2.0 x1と、先に紹介したGBE2.5-PCIEと同様のスペック。ただし、こちらの製品はチップ上にヒートシンクを搭載しています。RTL8125BGは低発熱と言われますが、さらに動作安定性を目指した設計です。

USB-LANアダプター

 拡張カードスロットのないノートPCやミニPCは、USB-LANアダプターによって高速有線ネットワークを利用可能です。こちらも新たな10GbEチップ、低発熱のRealtek「RTL8159」が登場しており、注目を集めています。

 このタイプには、USB規格のものと、Thunderbolt規格のものがあるので互換性に注意しましょう。また、10GbEは送受信で合計20Gbpsの帯域を占有する場合があるため、USB 20Gbps(USB 3.2 Gen2x2以上)のUSB Type-Cコネクターが求められます。一方、5GbEや2.5GbEのUSB-LANアダプターは、USB 10Gbps以下でも帯域が足りるため、コネクター形状がType-Aの製品も存在します。接続するPC側のUSB規格も把握しておきましょう。

 Realtek「RTL8159」を採用する、米Cable Mattersの10GbE対応USB-LANアダプターです。USB 20Gbps(USB4 Gen3x1/2x2)、Thunderbolt 5/4/3に対応しています。かなりコンパクトで、よくある1GbEのUSB-LANアダプターと見た目はほとんど変わりません。

 Realtek「RTL8157」を採用する5GbE対応USB-LANアダプターです。USB 10Gbps(USB 3.2 Gen 2)以上に対応したUSBおよびThunderboltポートに対応しています。10GbE対応モデルはまだ1万円台半ばですが、5GbE対応の本製品は5,000円前後まで下がり、ぐっと身近な選択肢になってきます。

 各種ケーブル、USB充電器やUSBドック、最近ではNASも手掛けるUGREEN。この製品はRealtek「RTL8157」を採用する5GbE対応USB-LANアダプターです。USB 10Gbps(USB 3.2 Gen 2)、Thunderbolt 5/4/3に対応しています。

 Realtek「RTL8156B」を採用する2.5GbE対応USB-LANアダプターです。USB 5Gbps(USB 3.2 Gen 1) Type-Aに対応しており、一昔前のノートPCやミニPCなどを含む幅広いPCで利用できます。

 前述USB-LAN2500R3をUSB 5Gbps(USB 3.2 Gen 1) Type-C化したのが本製品です。チップはRealtek「RTL8156B」で、本体サイズも同じ。ただし本製品は重量25gで、2g軽くなっています。

 掲載商品の情報は調査時のものです。仕様や販売価格の変更、取り扱いの終了などとなっている場合もあります。