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まだまだ暑い今の時期こそ“ケースファン”が熱い!安価ながらPC環境がガラッと変わるかも!?
百花繚乱の13シリーズ25モデルをピックアップ text by 石川 ひさよし
2026年8月22日 10:00
ケースファンは、物価高・パーツ高の現在でも比較的価格が安定したジャンルです。1,000円以下の手頃な価格のものから高性能なものでも5,000円台までと、半導体モノに比べると価格的には穏やかですが、それでいて“PCカスタマイズ”の醍醐味は十分に味わえます。動作音や冷却を改善し、PC内部環境の快適さをアップしてみませんか?
ケースファンにはいくつかサイズがありますが、今回は12cm角ファンをピックアップしてみました。同じシリーズで14cm角ファンなどほかのサイズ展開があるものもあるので、合わせて検討してみましょう。
“2,000円以下”お手頃価格のケースファン
まずは低価格ゾーンの製品から紹介していきましょう。ただ安価というわけではなく、設計にもこだわりのある製品をピックアップしてみました。ケースファンの総入れ替えなど複数台が必要になったときには、お手頃な製品であれば、コストを抑えつつ静音や冷却で満足度の高いお買い物ができるでしょう。
アイネックスのパワーユーザー向け冷却ブランド「BLUE AIAS」(ブルーアイアス)。「BLUE AIAS BA-CF120AMZR」は、FDB(流体動圧軸受け)を磁石で補強する構造で、静音化と長寿命化を実現したというPWM対応の12cmファンです。ブラックモデル、ホワイトモデルの2モデルで展開しています。
コスパのよいケースファンと言えばサイズ。そのラインナップの中でも低価格で導入しやすいモデルが「WONDER SNAIL 120 PWM」シリーズです。渦巻き状の羽根と高精度密閉型FDBを採用しています。2,400rpm、1,800rpm、1,200rpmと、回転数違いで3モデルあり、2,400rpmモデルは風量重視、1,200rpmは静音性重視という位置付けです。
ARCTIC「P12 Pro PST」は、FDB、フレーム-ブレード間を0.855mmに抑えた設計のPWMファンです。ポイントは3,000rpmという高めの最大回転数。風量、静圧どちらも高い値です。ブラック、ホワイトモデルに加え、静音モデル「P12 Pro PST LN」もあります。2,000rpmとなり風量は控えめですが、静圧値は同クラスの中でも高めの特性です。
サイズ「GRAND TORNADO 120 PWM 2000RPM GT1225FD20-P」。渦巻き状の羽根などは先に紹介したWONDER SNAILに似ていますが、この価格帯の製品にもかかわらず、強度・精度に優れる液晶ポリマー(LCP)をブレードとフレームに採用、軸ブレ抑制にNd-Fe-B強力マグネットを採用している上位モデルです。付属の低回転変換ケーブルを使えば、1,200rpmに抑えて静音化することもできます。1,200rpm時は15.78dBと、今回集めた中でもっとも低い値になる点は注目です。
CORSAIR「RS120 ARGB」は、羽根部が光るARGB LED内蔵のPWM対応ファンです。摩擦と機械ノイズに強いとされる磁気ドームベアリングを採用し、回転数は2,100rpmで同クラスの中では風量、静圧ともに高め。デイジーチェーン接続向きの配線をしており、単品のほか3個パックもオトクです。ブラック、ホワイトの2色で展開しています。同社のケースファンの中では比較的安価で、予算を抑えつつケースやクーラーと合わせて統一するなら狙い目です。
高機能素材採用やプラスアルファの便利機能が付く“2,000円超”クラス
ケースファンでは、2,000円をひとつの区切りに、低価格モデルよりよい素材を用いていたり、高性能・高機能になったりする製品が増える傾向にあります。システム全体のステップアップとしては、より高い効果が期待できるでしょう。ご予算アップになるため「すべてのファンを1万円以下で一気に交換!」といった作戦は厳しくなるかもしれませんが、ケースの給排気用、空冷CPUクーラー用、水冷ラジエーター用……などのようにスポットごとの交換を検討してみるのもアリです。
Thermalright「TL-B12」シリーズの中のフラグシップという位置付けの「TL-B12 Extrem」。その中でもLCPを採用しているのが「TL-B12 Extrem LCP」です。ブレード形状は渦巻き状。PWM対応、2,150rpmなのでTL-B12 Extremの3,150rpmよりは控えめの動作音、風量、静圧ですが、使い勝手がよいところと言えるでしょう。
Cooler Masterで「Master」を冠する製品はフラグシップ級。「MasterFan M120 ARGB」は、ケースファンのフラグシップ「MasterFan」の中では、比較的導入しやすい価格帯のモデルです。フレーム素材にアルミを採用し、ブレードにはLCPと、歪みや振動を抑える素材を採用しています。30mm厚なので、一般的な25mmのものより少し厚いところは注意が必要です。こうした設計により、とくに静圧に優れているのが特徴です。
ADATA Technology「XPG VENTO PRO 120 PWM VENTOPRO120PWM-BKCWW」は、Nidecとの協業で生まれた製品で、渦巻き状の羽根を持った名機「Gentle Typhoon」の後継とも言えます。ブレードのグレーカラーも当時のものそのままですが、回転数は2,150rpm、デイジーチェーンしやすい配線など、最新のスペックや現在のトレンドも取り入れた、現代的な製品に進化しています。
Thermaltake「TOUGHFAN 12 Pro CL-F139-PL12BL-A」は、大風量・高静圧が特徴の製品です。渦巻き状の羽根はLCP素材を採用。PWM対応、2,000rpmモデルですが、公称値は大風量、高静圧で、動作音も低めの値です。スチール製のハブモーターを採用することで製品名どおりタフなスペックも特徴です。
Lian Liのケースファンは、ケース内での見せ方にこだわったモデルが充実しています。「UNI FAN CL FLEX 120」は、フレーム部分の接点で複数台を連結でき、配線の露出を最小に抑えられる製品です。電源は4ピンPWMで、ARGB LED制御は5V 3ピンARGBとワイヤレスコントローラーのL-Connect 3に対応しています。カラーはブラックとホワイトの2色構成、単品のほか3個パックもあり、リバース仕様(逆回転)モデルもあります。
be quiet!「SILENT WINGS 4 120mm PWM High-Speed」。同社ファンの特徴でもある溝付き羽根は健在で、FDB、6極ファンモーター、制振マウントなどを採用しています。ハイスピードとあるように、このモデルの回転数は2,500rpmとやや高め。そのため100%動作時の動作音は公称値で30dBをやや超えますが、通常回転域での静かさをアピールしています。ブラック、ホワイトの2モデルで展開されています。
Cooler Master「MasterFan A120」は、MasterFanの中での上位モデル。Mシリーズと同様に30mm厚ですが、Aシリーズではフレームに加えてブレードもアルミ製にパワーアップしています。PWM対応、2,500rpmで、風量、静圧も非常に高い値です。さらに「FC」モデルはファンコントローラーが付属し、最大4,000rpm、121.73cfm、静圧13.15mmH2Oという桁違いの性能を実現しています。
Noctua「NF-A12x25 G2 PWM」は、現行世代のNoctua主力ファンです。ブレードには独自開発の「Sterrox」LCPを採用し、フレーム-ブレード間を0.5mmまで狭めています。また、ブレード、ブレード先端、軸受け部、フレームと各所に造形を設け、スムーズなエアフロー、ノイズの低減を実現しています。回転数は1,800rpmと控えめですが、公称値では動作音、風量、静圧ともに優れたスペック。茶色/ベージュの同社定番カラーモデルのほか、ブラックも展開されています。























